コンサドーレ
2021/12/04 14:51

菅野 J1通算300試合出場に完封で花添える

今季最終戦でJ1通算300試合出場がかかるGK菅野。古巣相手の記録達成と完封で勝利を演出する(撮影・小田岳史)

■3日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場

 北海道コンサドーレ札幌は4日、アウェーで横浜FCとの今季最終節に臨む。GK菅野孝憲(37)は、出場するとJ1通算300試合の節目に到達する。プロとしての第一歩を刻んだ古巣を完封し、記録到達を祝う。

今季最終戦

 菅野が大台到達で1年を締めくくる。出場すれば、J1通算300試合出場となる横浜FC戦。プロキャリアをスタートさせた古巣との一戦に「通算300試合が、プロキャリアを始めた横浜FCというのも縁を感じる。僕をプロのステージに拾ってくれたチームに対して、活躍することが恩返しになる」と完封勝利を誓った。
 2003年に横浜FCでデビュー。積み上げた試合数はJ1で299試合、J2で259試合。リーグ戦通算558試合と、輝かしいキャリアを重ねてきた。常々「記録は後で振り返るもの」と話すが、節目はうれしいものだ。
 「意識しないと言えばウソになる。ガンガン意識して、恩返しのための勝利、自分の価値を証明するための勝利を全力で目指したい」と守備の要は意気込んだ。
 この日は今年最後の札幌・宮の沢での練習に臨んだ。最終戦を前に菅野は「あすのゲームで大きなものをつかむかも、失うかも知れない。そういう緊張感を監督は与えてくれた。自分にプレッシャーをかけて1週間練習できた」と思いを語った。
 10位の札幌は、11位のC大阪と勝ち点、得失点差で並んでいる状況。背番号1が無失点で古巣を抑え、10位フィニッシュの土台をつくる。
(石栗賢)

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