コンサドーレ
2024/09/12 20:55

札幌GK高木駿が左膝前十字靭帯断裂を乗り越えて202日ぶりに完全合流「楽しいっすね」

約7カ月ぶりに実戦形式の練習でプレーしたGK高木=撮影・工藤友揮

■9月12日、札幌・大和ハウスプレミストドームサブグラウンド

 北海道コンサドーレ札幌は14日のホーム東京V戦(プレド)に向けて、11対11などを行って調整した。途中からはGK高木駿(35)がサブ組に入ってプレー。左膝前十字靭帯断裂の重傷を負った今年2月23日以来、202日ぶりとなる完全合流を果たした。

「めちゃめちゃ疲れました」

 ついにこの日がやって来た。長く別メニューでの調整を続けてきた高木が、約7カ月ぶりに11対11の戦術練習に入った。「楽しいっすね。めちゃめちゃ疲れました」と感想を口にした表情には、明るい笑顔が浮かんでいた。

早ければ10月中の戦列復帰へ

 8月下旬から他の選手たちと同じタイミングでGK練習を行うようになり、9月に入ってからはボール回しにも参加。着実に完全合流へのカウントダウンを刻んでいたが、10日の練習後に受けた診察の結果でゲーム形式の参加に許可が下りた。今後は9月中に練習試合を経験し、早ければ10月中の公式戦復帰を目指していく。

今季の開幕戦前日に負傷

 昨夏の札幌加入後、すぐに正GKのポジションをつかみ取り、リーグ9試合に出場。今季も沖縄キャンプ序盤から第1GKとしての地位を確立し、開幕スタメンの座をほぼ確実なものとしていた。しかし、福岡との開幕戦前日に行われた11対11で突如ピッチに倒れ込んで練習を離脱。開幕戦はおろか、長期の戦線離脱を強いられることとなった。

長かった7カ月間は前向き思考「逆に新たな武器を手に入れられる」

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