夏季スポーツ
2024/09/13 18:25

バド混合ダブルスでパリ五輪銅メダルの五十嵐有紗が岩見沢市からスポーツ栄誉賞

地元・岩見沢市からスポーツ栄誉賞を授与された五十嵐(右)と松野哲市長=撮影・西川薫

新ペアで全日本社会人選手権いきなり準V

 8月のパリ五輪バドミントン混合ダブルスで、2大会連続銅メダルを獲得した〝ワタガシ〟ペアで道産子の五十嵐(旧姓・東野)有紗(28、BIPROGY)が地元・岩見沢市役所を表敬訪問。岩見沢市スポーツ栄誉賞を受賞した。五輪後には、渡辺勇大(27)とのペア解消と女子ダブルス転向を表明。桜本絢子(29)と新ペアを組み、11日に行われた全日本社会人選手権でいきなり準V。4年後の米・ロサンゼルス五輪出場へ向け順調なスタートを切った。

「第1号になれて幸せです」

 12日夜に帰郷。翌13日、2つ目の銅メダルを手に市役所を訪れると、市民から拍手で出迎えられた。同栄誉賞は五十嵐が第1号。「本当に素晴らしい賞をいただいて嬉しいですし、第1号になれて本当に幸せです。この賞に恥じないように精一杯頑張ります」と、声を弾ませた。

 悩み抜いた末に新たな種目で3度目の五輪挑戦を決断した。桜本選手からは2年ほど前からペア結成のオファーを受けていたが、即断できなかった。「引退か競技生活を続けるかの二択でした。自分も本当にここで終わっていいのか、という思いもありましたし、正直、女子ダブルスで世界を目指したい思いもあった。やるなら、オリンピックを目指すという目標がないと、多分自分は無理だな、と思った。桜本選手はオリンピックに出たい、と言っていたので、自分の覚悟が決まるのに時間がかかってしまったのですが、自分もオリンピックに出るという覚悟を持てた時点で、一緒に頑張りたいと思いました」。中学時代からペアを組んでいた、渡辺には五輪前の5月に転向を相談。「いいんじゃない」と背中を押されたという。

混合ダブルスと女子ダブルスの違いは

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