ファイターズ
《ハム番24時》9月15日
これは偶然だろうか。15日の楽天戦は降雨のため、中止となった。雨天中止は4月24日の楽天戦、5月28日の阪神戦に続いて今季3度目。その全てのゲームに居合わせているのが、木田GM代行である。
GM代行はアマチュア選手らを視察するため、日頃から全国各地を飛び回る。シーズン中は全ての試合に帯同することができないのに、雨天中止の場面には必ず、その姿がある。なんとも不思議な現象だ。
自覚はあるようで「現役時代に堀内(恒夫)さんから雨男と呼ばれていたし、アメリカに行ってからも3Aのコーチに雨男って言われてたなぁ。先発する試合でも、しょっちゅう雨が降ってたよ」と苦笑いを浮かべた。
それだけ雨に打たれていれば、悪天候下での快投劇もあったはず。グラウンドでの思い出を尋ねてみると、意外な答えが返ってきた。
「巨人の時には三本柱(槙原、斎藤、桑田)やガルベスがいたから、スライド登板することなく、普通にローテを飛ばされてました。悲しい記憶ばかりです…」。会話を聞いていた仙台の空は、泣き続けている。