【一問一答】松本剛 1カ月半ぶりの適時打に「涙出るんじゃないかくらいうれしかった」 レイエスから受けた助言とは
■パ・リーグ20回戦 日本ハム5ー6楽天(9月16日、楽天モバイルパーク宮城)
日本ハムの松本剛外野手(31)が16日、楽天戦に「8番・中堅」で先発出場。3点を追う九回に7月30日のオリックス戦以来となるタイムリー(中前2点打)を放った。追い上げはあと1点及ばなかったが、もがき苦しんでいた選手会長に待望の一打が飛び出した。試合後の一問一答は以下の通り。
―九回2死満塁から適時打を放った
「マイナスに物事を考えていることが最近、多かったので、とにかくポジティブに気持ちを出していきました」
―一塁上で目が潤んでいるように見えた
「涙出るんじゃないかくらいうれしかったんですけど、やっぱ(次打者の)田宮、頼むぞって感じでしたし、チームがおととい負けて、なんとか勝たないといけないところだった。いいところで回ってきて、代打を出されてもおかしくないような打席内容だったので、そこで僕を信じて送ってくれた。なんとか期待に応えよう、それだけでした」
―最近は打撃で苦しんでいた
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「いや~しんどいですけどね。本当に。でもきょう、あらためて試合中、モーレ(レイエス)に『下向くな、ポジティブに考えろ』と言ってもらえて。ある程度、年齢が上になってきて、僕に対して後輩たちもなかなか声をかけづらい部分もあると思う。普段はそんなことないんですけど、試合中とかは。そんな中で、モーレが『おまえはいいバッターなんだから、自信を持って打席に行け』と言ってくれて。そんなこと言われている場合じゃないんですけど、本当その通りだなって。打てようが打てまいが、しっかり自信を持って打席に立つことが宿命だと思いますし、チームはいい雰囲気なので、僕が乗っていければと思います」
―エスコンで行われた12日の練習では、新庄監督から直接、指導を受ける場面もあった
「もちろん技術ですし、バッティングは正直。気持ちでどうこうなるもんじゃないのが正直なところなので。ただ、打席に行く前に弱気になっているつもりはないですけど、どこか見えている部分はあったのかなと、きょうあらためて感じました。そういうつもりはなかったですけど、より胸を張ってしっかり打席に向かって、一打席一打席やっていきたいと思いました」
―技術的に戻した部分はあるか
「戻したとかはないです。全く。新しいものをどんどん取り入れようと思いますし、良くなるためにどうしたらいいか試行錯誤しています。もちろん個人の状態を上げないといけないのは間違いないですし、そこに対してのブレはないですけど、チームが勝つことが一番なので、そのために何ができるか。ベンチでのあり方もそうですし、しっかりやっていきたいです」
―いいイメージで17日からの首位・ソフトバンクとの2連戦に臨める
「そうっすね。そこはとにかくポジティブシンキングでいこうと思うので、明るく。ボス(新庄監督)も言っていますけど、楽しくって言葉、簡単そうですけど、すごく難しい言葉なのは選手みんな感じている。本当に楽しめるかは僕ら次第なので、しっかり楽しめるように。連敗しましたけど、切り替えていきたいなと思います」