【一問一答】伊藤大海が上沢以来の球団6年ぶり2戦連続完封 好投の秘けつはリズムゲームに似た感覚?
■パ・リーグ23回戦 日本ハム3-0ソフトバンク(9月18日、みずほペイペイドーム)
日本ハムの伊藤大海投手(27)が18日、みずほペイペイドームで行われたソフトバンク戦に先発し、前回10日の西武戦(エスコン)から2戦連続となる完封勝ちを収めた。球団では、2018年5月16日、23日に完封した上沢直之投手(30、レッドソックス傘下3Aウースター)以来、6年ぶりの快挙だった。ヒーローインタビューと試合後、取材に応じた一問一答は以下の通り。
【ヒーローインタビュー】
―今季13勝目
「ありがとうございます」
―完封勝利。振り返って
「序盤はちょっと怪しかったのですが、中盤、後半となんとか粘れて、点を取ってくれた野手に感謝したいと思います」
―今季最多の135球を投げた
「だいぶ気合も入っていたので疲れは感じていなかったですけど、最終回、力みがちょっと出ちゃいました」
―13勝はパ・リーグ単独トップ。最多勝、最高勝率の2冠も見えてきた
「防御率がちょっと悪くて、見栄えが悪かったですけど、この2試合でなんとか戻してきたので、次も楽しみたいと思います」
―これで首位ホークスに対して6連勝
「ずっとチームの雰囲気はいいですし、ほんとに野球を心から楽しんでいる結果だと思うので。このままシーズン最後まで楽しみきって最後に笑えるようにやっていきたいです」
―ファンへメッセージを
「(レギュラー)シーズンのペイペイドーム(の試合)は終わりですけど、絶対、ここに戻ってくるので、また福岡で応援をよろしくお願いします」
【囲み取材】
―投球を振り返って
「きょうは絶好調という感じではなかったですけど、なんとか乗り切れました」
―真っすぐが良かったか
「途中からいい感じになってきました。中盤でいい感じに上がってきたので、そのまま最後まで、という感じでした」
―九回を迎えて、完封を意識したか
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「そうですね。全然、球数も気になっていなかったですし。ちょっと力みが出てしまった部分はあったんですけど、スピードもそこそこ出ていたので。最後まで投げ切るぞ、という気持ちはありました」
―ランナーが出て三振を取るケースが多かった。ギアを上げたのか
「連打でピンチを招かないように。1人出てもその後しっかり、というところで。いつもはゲッツーを狙いにいって連打とか、あったんですけど。きょうは確実にアウトが取れる方法で、強い取り方で、というのは意識していました」
―狙って三振も取れたのか
「そうですね。狙って三振も取れていましたし。そういう中で、崩してゲッツーという方がいいかなと思う。僕はそういう方が合うのかなと」
―走者を背負って川瀬と対戦するシーンが多かった
「嫌ですね。同級生なんですけど。ちょっと嫌です」
―そこでうまく断ち切った
「断ち切った感じは全然なかったですけど。なんとか抑えられたところはプラスに捉えて」
―終盤になって150キロを超える直球を投げられている
「それはフィジカル的な成長だと思いますし。より効率よくボールを投げることができている。そういう再現性の高さが、良かったかなと思います」
―監督はこの3試合前ぐらいからコツをつかんだと
「なんか100%じゃないというか。80%ぐらいの感じで、リズムゲームをしているような感覚というか。ポンポンポンポン投げられているのかなという。その中で怖さはもちろんあるので。そこはしっかり感じてやっていかないといけないです」
―試合前に病気から回復した小村社長が元気な姿を見せた
「小村社長のお話の中で、『僕らに勇気づけられた』という言葉があって。小村さんも目がうるっとしたように見えて。僕もきょうは絶対やらなきゃダメだ、というのがあったので。そういうところで喜ばせることができたかなと。喜んでもらえたかなと。全員で最後まで楽しんでいきたいなと思います」
―レギュラーシーズンでホークスに6連勝。CSに向けてどう感じているか
「相手に嫌な印象を与えられたという部分ではチームとしても良いことだと思います。気を緩めることなく、しっかりここに戻って来られるように。そういう戦いをしていきたいと思います」