ファイターズ
日本ハムの栗山英樹CBOが祝福 大谷翔平投手の「50ー50」
二刀流をつくり上げた恩師 「80本、打つんじゃないか」
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手(30)が「50本塁打、50盗塁」を達成したことを受け20日、日本ハム入団時の監督で同球団の栗山英樹CBO(チーフ・ベースボール・オフィサー、63)は、めったに褒めなかった教え子を「すごい」と何度も称賛。加えて「僕が見ている天井はもっと高い。本当に80本、打つんじゃないかと思っている。人が想像しないことをするので」と一層の活躍を期待した。
盗塁数の大幅増の要因には観察眼を挙げた。投手のわずかな重心の傾きや癖などから完璧なスタートを切っていることに「相当、研究していると思う。(投手として)投げられない状況の中で、集中力につながっている」と語った。
常に高みを目指す姿勢に感銘
師弟で球界の常識を覆す投打の「二刀流」をつくり上げた。盗塁の探求は、配球を読む手がかりにもなり、投手に復帰した際の盗塁防止策としても役立つ。「発想がたぶん、人と全然違う。1つやることが2つ、3つとつながっていく。翔平らしい」
実績を積み、名誉を得ても「宿題が大きければ大きいほど、向かっていけちゃう。30歳の節目を迎えても、全然、変わらないでいてくれるところがうれしい」と笑みを浮かべた。