鍵谷陽平ヒストリー 道スポ秘蔵写真とともに振り返る 本人選定! 今では見られないレアショットも
必見のベストショット! 道産子右腕の歩み
今季限りでの引退を表明している日本ハムの鍵谷陽平投手(34)が25日、エスコンフィールド北海道で行われる楽天戦に先発する。試合後には引退セレモニーが行われる予定だ。七飯町出身の道産子右腕が、道新スポーツに初めて登場したのは北海高2年の秋。12年のドラフトで3位指名を受けて日本ハムに入団し、道スポのデータベースには300枚を超える写真が残っている。その中から、本人とともにベストショット10枚を厳選し、野球人生の歩みを振り返ってもらった。米大リーグで「50本塁打、50盗塁」の偉業を達成したドラフト同期のドジャース・大谷翔平投手(30)との秘蔵写真も登場します。
【1】2007年9月5日 秋季全道高校野球 札幌支部予選
「道スポ初登場。痩せていますね。(体重は)78キロくらい。かわいいでしょ。秋の大会は、悔しかったですね。断トツの優勝候補で出場して、全道大会1回戦で負けた。0―1で。そこからチームがめっちゃ変わって、この負けがあったから強くなりました。きっかけとなった大会の写真です」
【2】2008年7月19日 全国高校野球選手権南北海道大会で優勝
「(マウンドで)飛んだのに、(捕手の)立島がびびって来てくれませんでした。北海は9年ぶりの優勝でした。甲子園決まって、うれしかった。1日にして、スターになりました。甲子園では(初戦敗退と)悔しい思いをしたので、僕の高校野球の思い出はここでストップしています(笑)」
【3】2012年11月22日 日本ハムの新入団選手発表会見
「これ(ドラフト1位で指名された大谷)翔平がいないんですよ。翔平がまだ入団するか分からなくて、主役不在の入団会見でした。メンバーがうっすい、うっすい(笑)。僕が道産子なくらい。この時、新人みんなで、大谷どうするのかな? 来るの? 来たらやばくね? みたいな話で盛り上がりました。個性派揃いのメンバーです」
【4】2013年4月14日 1年目にオリックス戦でプロ初勝利をマーク
「ほっともっとの初勝利ですね。2イニング投げました。思い出深いですね。プロ初登板が開幕戦でプロ初ホールド。まさかこんな早く初勝利も挙げられると思わなかったので、うれしかったですね。(記念)ボールはどこにあるんだろう? 実家にあるかなと思います」
【5】2013年5月31日 練習前、同期の大谷と道スポカメラに向かってピース
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
「これはルーキーの時ですね。グローブがラベンダー色なので。翔平との写真は(ベスト10に)入れた方がいいですよね。今の翔平は、絶対(カメラ目線は)やってくれない。僕の思い出のつもりが、いいネタになってしまいました。高校時代からの顔見知りのカメラマンがいるから、『あそこにピースして』と僕が無理やり。顔が引きつっていますね。この2年、3年後くらいから、そういうことは一切してくれなくなりました(笑)」
【6】2013年7月16日 函館での試合を前に現地入りし、大谷、中島、杉谷と観光スポットの函館山へ
「これは函館ですね。懐かしい~。投げなかったですけど、(地元の道南に)帰れて良かったです。移動日に行きました」
【7】2016年11月20日 リーグ優勝&日本一に輝き、優勝パレードに参加
「この日、めっちゃ寒かったんですよ。寒い中、ちょっと小雨が降っていた。『かぜひくなよ♡ かぎぽん』は、白村か高梨か誰かが書いたんですよ。僕が書くわけないじゃないですか。持たされただけです。この優勝パレードは気持ち良かった。日本一になると、こんな気持ちいいんだっていうくらい最高でした」
【8】2017年12月25日 大谷の米大リーグ・エンゼルスへの移籍会見にサプライズ登場
「クリスマスでしたね。クリスマスだから、みんなで赤のネクタイを着けているのに、近ちゃんだけ(笑)。(登場は)サプライズでもありました。僕らはこの日、朝からテレビ出演もあってスーツで来ていて、(会見前に鉢合わせた大谷から)なんでスーツなんですか?と聞かれて、この後に用事があって、僕ら選手会だから~と言ってごまかしました」
【9】2018年12月17日 玉井らと北海道胆振東部地震の被災地を訪問
「ファイターズ、北海道にゆかりある選手が集まってくれて、みんなで訪問しました。(現ロッテの石川)慎吾は、引退発表後に鎌ケ谷で対戦して打席で泣いてました。インスタ(グラム)に載せようかと思いましたが、やめました。泣き慎吾です」
【10】2023年11月19日 日本ハムと育成契約を結び、入団会見に臨む
「作り笑顔です(笑)。いい笑顔ですね。締めくくりは、やっぱりファイターズで取ってもらって。このスーツで最後(引退セレモニーにも)行こうかな」