《SHINJOの信条》右に打って、左に打って、バリーに見えてきた。本当に。
■パ・リーグ21回戦 楽天3ー7日本ハム(9月20日、エスコンフィールド北海道)
ー(試合後、自ら口を開き)
「なんかモーレが右の…、サンフランシスコ・ジャイアンツで一緒にプレーしていたバリー・ボンズに見えた。バリーはこういう活躍を1年間通してやったので、モーレもね。それに近い活躍を期待します」
―打球の感じか
「こういう(チャンスの)場面で必ず打つんですよ。球場全部を使ったホームラン。モーレも右に打って、左に打って、バリーに見えてきた。本当に。ハハハ」
【一問一答:レイエスが2本塁打6打点 日本野球にアジャストし「剛さんには助けられました」】
―およそ1カ月で15本
「バリーはね、28本くらい打っている(笑)。1試合で3、4本打っていたから。ハハハ。でも日本の野球、まだ1年も経っていないのに、これだけ狙った球を仕留められるのはモーレの才能でしかない。頼りになりますね。きょうはバギーの5回、よく自分でも我慢したなって(思う)。一、三塁になった時に一塁ランナーが走って、ここでいろんなことを考えた。バギーも期待して取って来てもらった選手なので、ここはなんとか抑えてくれるだろうと信じていかせました」
【河野竜生 復帰戦で1回無失点「自分で試合を終わらせないように。それだけを考えて」】
―河野が(8月31日以来)久々の登板
「良かった! 本人が一番、不安なマウンド。きょうは大事な試合だったので、ちょっと早めに投げさせようかなって。あの回(六回)に投げさせた」
―今後はさらに後ろも
「ですね。はい」
【郡司裕也1年ぶり先発マスク 勝利に導き「きょうは褒めてください」】
―郡司が捕手でスタメン
「これがレベルアップですよ。こういう大事な試合で一回も組んだことないピッチャーとのバッテリー。どういうリードをして、ゲームをつくってくれるのかなって。点は取られましたけど、郡司くんには8番で打つ方にも期待してました。六回を過ぎたら田宮くんに代えようと決めていた。きょうの勝ちは選手のおかげですよ。僕もベンチも森本コーチも、一切サインを出していない。(出したのは)最後の八回だけ。選手たちはこの試合、全員が集まってミーティングをして作戦を練ってもらった。どういうふうに点を取るか、どうやって勝つかを選手たちで考えた試合です」
―全員に伝えた
「伝えました。きょうはすべて選手たちが勝ち取った勝利。何もしていない。西川のクッションの上に座っていただけ」
―マルティネスを1番で起用
「先に点を取ってもらいたくて。1番に置いて、守備固めを早い段階でできるというところで。初回ね、いきなり打って。おぉ~、次は走るのかな?って(笑)。それは僕(ノーサインなので)関わっていないから」
―試合後、小村社長と抱き合っていた
「つらい病院生活を終えて、球場にも来られるようになった。この間の福岡の時は(試合中の午後)7時に帰られたので。きょうはね、最後まで試合を見られたっていう自分の喜びと、選手たちが喜んでいる姿とファンの皆さまの…。みんなで勝利をものにしたっていう感動で、僕のところへ来て、号泣していらっしゃった。きょうは勝てましたとハグをして、ありがとうございますと伝えました」
―大谷が偉業達成
「もう自分のチームのことしか考えられない(笑)。大谷くんしかできない、素晴らしい記録です。きょうに至るまでの大谷くんの過程は、本人がつくったもの。半端ない努力で、自分で勝ち取った記録だと思います」
【《鶴岡慎也のツルのひと声》投手と打者、どっちが好きなの?大谷翔平の答えは…】