【一問一答】絶好調のレイエスが2本塁打6打点 日本野球にアジャストし「剛さんには助けられました」
■パ・リーグ21回戦 楽天3ー7日本ハム(9月20日、エスコンフィールド北海道)
日本ハムのフランミル・レイエス外野手(29)が20日、エスコンフィールド北海道で行われた楽天戦で1試合2発と大暴れした。1点を追う三回に2戦連発となる逆転の22号3ランを放ち、1点リードの七回には貴重な追加点となる23号3ランを左中間席へ叩き込んだ。試合後のヒーローインタビューと囲み取材の一問一答は以下の通り。
【ヒーローインタビュー】
―ナイスバッティングでした
「レツゴー、レツゴー、レツゴー」
―三回はどんな気持ちで打席に立った
「1打席目は消極的になりすぎていたので、冷静かつストライクゾーンに来たらしっかり振り切れるように待っていました」
―七回にはダメ押しの3ラン。ベンチに戻り、チームメートからどんな言葉をかけられた
「いろんな人に、やばいモーレ、やばいモーレと言われました」
―勢いが止まらない。何が力になっているか
「ボスが言っていた通り、楽しんでいるだけです。毎日、野球少年のように楽しんで野球をしています」
―貯金が「17」になった。大好きなファンへメッセージを
「僕らが毎日、球場に来て全力でプレーできているのは、応援してくれるファンがいっぱいいるからだと思います。本当に毎日、応援してくれてありがとうございます」
―最後に熱い一言をいただけますか
「もちろん一日一日、一試合一試合も大事なのですが、やっぱり日本シリーズを勝つことに目標を置いています」
【囲み取材】
―新庄監督がバリー・ボンズに見えると話していた
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「もっとホームラン必要ですね(笑)。今朝、(ドジャース)大谷翔平選手の試合を見ていて、似たような日ですね。やっぱり今朝、大谷翔平選手のあの活躍を見て球場に来て、大谷翔平選手がこのファイターズから行ったのも、もちろん知っているので、すごいなっていう思いと。きょうだけではなく、毎打席、毎打席『これからホームラン打ってくるぞ』とチームメートに言って、打席に入っているので、きょうはそれが実践できてうれしく思います」
―大谷は3本塁打。あと1本打ちたかった
「やっぱり打つんだったら(空振り三振に倒れた)1打席目だったかなと思うんですけど、ちょっと、冷静に冷静にと思いすぎて消極的にいきすぎた。チャンスがあるなら、そこだったと思いますね」
―試合後、ベンチで小村社長と握手していた
「ただただ戻ってきてくれて、うれしいということだけですね。生死をさまよって、誰しもが見たくない状況に置かれて、またこの場所に戻ってきて、戻ってきてから一秒一秒が本当に楽しそうだと伝わってくるので、本当に戻ってきてくれてありがとうと伝えました」
―打席でミートすればスタンドに入る感覚か
「毎日、バッティング練習を見ている皆さんなら分かると思うんですけど、僕ってすごく飛ばす力があるんですよね。パワーはすごくあって毎回、ホームランを狙うという打撃はあまり良くなくて、ただ自分の力を、飛ばすパワーがあることを信じてボールをしっかり芯で捉える。もちろん毎回、ホームランを打てるわけではない。きょうの2本目のホームランは、初めて両足にしっかり体重が乗せられたかなと思う打席だったので、すごく良かったです」
―メジャーとは変化球の質や球速が違う。日本の野球にアジャストできている
「やっぱりシーズンの序盤は、コーチや周りの選手にいろいろ聞きすぎていた。いろいろ聞くと、もちろん迷ってしまう。いろんな情報があると。そういうのもあって、特に(松本)剛さんには助けられました。このピッチャーはどう組み立てをするのかとか、次に何を投げてくると思うとか、そういうことを聞いてちょっとずつアジャストしていった。いろんなピッチャーと複数回、対戦しているのも大きいかなと思います。毎打席、毎打席どうアタックしようかプランを作っている。1打席目の後に上川畑選手と話して、次あのカーブが来たらホームランを打つと言っていた。実際、浮いたカーブが来たのでホームランにできて、その後、上川畑選手に、もう1本打てるか聞かれて、内側にインサイドの真っすぐが来たらホームランにするぞと言った。3打席目に外に真っすぐが来て、インサイドにカットが来てそれをファウルにして、その時に自分の中でプランを変えた。インサイドの真っすぐはもう来ないかもしれないと迷いが出てしまって、プランを変えてしまった。その次、インサイドにしっかり真っすぐが来て三振してしまった。途中でプランを変えるのは良くないというふうに感じて、打席前にちゃんとアタックプランがあるので、それを遂行すれば結果は出ると思いました」