ファイターズ
郡司裕也 1年ぶりの先発マスク しっかりと勝利に導き「きょうは褒めてください」
■パ・リーグ21回戦 楽天3―7日本ハム(9月20日、エスコンフィールド北海道)
今季初の先発マスク バギーの粘投を導く好リード
〝ぶっつけ本番〟を乗り越えた―。日本ハムの郡司裕也捕手(26)が「8番・捕手」で先発出場した。今季は8月28日の楽天戦(エスコン)で試合途中から捕手に入ったことはあったが、先発出場は初めて。昨年9月20日の西武戦(ベルーナ)以来、1年ぶりに先発マスクを被った。
六回までマスクをかぶり、先発のドリュー・バーヘイゲン投手(33)を5回3失点の粘投に導くなど、チームの勝利に貢献した。
初バッテリーで試合をつくった! 「いい経験をできた」
しっかりと白星に導いた。頼れるベテラン捕手の伏見が負傷離脱したことで、郡司に白羽の矢が立った。バーヘイゲンの投球を初めて受けたのは試合20分前。それでも、少し安定感の欠いた助っ人右腕を5回3失点と粘りの投球に導き、チームは勝利した。
試合後、郡司は「きょう勝てたのは良かったですし、いい経験をできたので、次につなげられれば」と安堵の表情を浮かべた。
五回無死満塁を1失点 バーヘイゲン「良いリードをしてくれた」
特に4-2で迎えた五回はボール先行の投球が目立ち、2四球などで無死満塁のピンチを背負った。1死後、伊藤裕に適時打を浴び、なおも満塁のピンチ。郡司は「もう、めちゃくちゃいろんなことを考えながら」と頭をフル回転。鈴木大、村林から連続三振を奪い、難を逃れた。
先発のバーヘイゲンも「郡司さんが良いリードをしてくれたので、悪い中でもなんとか粘れました」と女房役のリードをたたえた。