Bリーグ
レバンガ連敗脱出 ロングが19得点
■第9節 4日、札幌・北海きたえーる
東地区のレバンガ北海道はホームで横浜に74―69で勝利した。PF/Cショーン・ロング(28)が1点ビハインドの第4クオーター(Q)残り32秒で決勝点を決めるなど、チーム最多となる19得点をマーク。連敗脱出に貢献した。順位は8位に浮上。きょう5日は約1カ月ぶりの2連勝を懸けて再び横浜と対戦する。
シーソーゲーム制す
めまぐるしく入れ替わるシーソーゲームを制した。決勝点を決めたロングは「前半、特に自分のファウルトラブルでチームに迷惑をかけてしまった。でもチームみんなが支えてくれた」。試合後にはMVPの100万ウオン(約10万円)をゲットし、笑顔を見せた。
佐古HCの読みがはまった。「スリーポイントが、なかなかいいショットにならなかった。後半の第4Qは徹底的にインサイドで勝負しにいく」と決断。第1Q中盤までに2ファウルのロングをベンチに下げ、第2Q終了まで温存した。
そこから一転、第3Qから20分間フル出場すると、試合前まで1試合平均2桁得点&2桁リバウンドの本領を発揮。勝利の立役者になった。相手のシュートを“ハエたたきブロック”する場面もあった。208センチの長身はダテではない。
そしてSG/SF山口は両手を広げて相手のスローインを何度も阻止。パスミスを誘発し、追加点につなげるなど献身した。山口は「課題もたくさんある。満足せずに修正したい」。佐古新体制1年目。まだ15試合目だが、明らかに昨年までとは違う強さを発揮し始めた。
(西川薫)