高校野球
2024/09/21 17:20

夏の甲子園出場の白樺が道内一番星 初の夏秋連覇へ辛勝発進【秋季大会十勝支部】

今夏の甲子園に出場した白樺は、秋の十勝支部20連覇と夏春連続甲子園へ快勝発進した=撮影・西川薫

■秋季全道高校野球十勝支部(9月21日、帯広の森野球場)
▽1回戦 白樺4-0帯広緑陽

六回に先制し、3投手で無失点

 今夏の甲子園に出場した白樺が4-0で帯広緑陽に勝利した。五回まで0-0と相手投手の攻略に苦しんだが、六回に小技を絡めて先制。甲子園の創成館戦(長崎)でも登板した神谷春空投手(2年)は四回からマウンドに上がり、5回被安打1、9奪三振。3投手の無失点リレーで秋の道内一番星を挙げた。

甲子園メンバーが中心も…

 道内で一番遅く新チームを始動させた白樺が、夏の甲子園を経験したメンバーを中心に競り勝った。亀田直紀監督(37)は「選手たちもプレッシャーがかかってると思いますし、いくら経験したといっても、またガラッとチームも変わっています。そんなにうまいこといくわけないなとは思っていたけど、選手たちもそれをきょうで理解できたと思う」とねぎらった。

六回1死一塁から中堅手右を抜ける先制の適時三塁打を放った白樺の3番・上(中央)

 

小技を絡めながら足掛かり

 打線は帯広緑陽の右横手投手に五回まで散発2安打と攻めあぐねた。五回終了後のグラウンド整備時、指揮官は「なかなか対戦したことのないピッチャーだったんで、セーフティーとか、小技を使いながら終盤戦おう」と指示。すると六回1死から2番・福島秀人三塁手(2年)が投前のバントヒットで足掛かりをつくった。続く3番・上一颯遊撃手(2年)は「ショートの頭を狙って単打でつなげるイメージ」で打席に入り、初球のストレートを中堅横へ運ぶ三塁打で先制。さらに4番・大西遥斗捕手(2年)の三ゴロの間に2点目をもぎ取り、主導権を握った。

公式戦初出場の新戦力も活躍 亀田監督「堂々とプレーしてくれた」

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