《SHINJOの信条》力感なく抑えてきていたので。打った方が素晴らしいということ
■パ・リーグ24回戦 日本ハム1ー2オリックス(9月21日、京セラドーム大阪)
―(試合後、自ら口を開き)
「この球場でホント、この負け方…何回見てきたことか。バファローズファンの声援が選手に伝わっている感じがしましたね」
―抑えの田中正は力を抜いて投げていたが
「でも、そうやって抑えてきているから。球種を覚えるということで一度、ファームの方に行ってきて。いい感じで力感なく抑えてきていたので。打った方が素晴らしいということで」
―先発の北山が素晴らしい内容の投球
「ね、良かったですね。最後、ちょっと浮き始めてきていたから。あれが浮き始めていなかったら、そのままいきたかったんですけど、102球か。もうちょっといけましたけど、その前に、(最近は)正義くんがいい形で抑えていたので。まあ、向こうも必死ですから」
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―打線はスクイズで1点
「きょう、山下くんがすごく良かったので、ヒットは続かないだろうと。満塁でもスクイズをしようかなと思うぐらい、球の勢いがあったから。よう、あんな速い球をスクイズ、一発で決められますよね」
―相手も警戒していた
「初球ね。まあ初球は外してくるかなと思っていたから。その前の対戦とかも見て。やるぞやるぞで、やらないぞで、やる。はははは(笑)」
―1、2球目はセーフティースクイズではなく
「まあ…フリ」
―その後、1球見逃して
「待て」
―やらないかなと思わせてやる
「これはまた、次の駆け引きでは違う作戦になってくるから。ほかのチームとやっている時のデータは、スコアラーの方たちが言ってくる。そこを考えるのがまた難しいですよ。バッターにもよるし。サードランナーが水野くんじゃなかったら、やりづらいし」
―矢沢は野手として初出場でいい仕事を
「きょうは矢沢くんしか合っていないかなというぐらいのファウルだった。あれは仕留めたいですけど、十分な活躍はしてくれました」
―試合前にレイエスと話していた。水谷への指導をお願いしたのか
「そう。水谷くんがバットのヘッドを使えていなくて、ボールを捉えられていない。滑る感じで今、あまり良くない。ポイントが近い。僕が言うより、今、絶好調のバッターから教えを聞く方が説得力があるじゃないですか。だからお願いしました」
―珍しいシーンだった
「モーレ(レイエス)は『いやいや、ボスが俺に教えてくれたじゃないか』と。『ポイントを前にして高いボールを。それで良くなったんだから』と。いやいや、説得力が違うからモーレ、頼むって。八木コーチにも、モーレが水谷くんに教えるのでと伝えて。そういう流れで教えてもらって。きょう、(水谷が)ちょうど休みだったから。またあした。楽しんでいきます」