コンサドーレ
2024/09/22 05:00

〝リーグ初出場〟の札幌MF深井一希&GK児玉潤がチーム救う 首位・町田から貴重な勝ち点1 

後半、ボールをクリアするMF深井(左から2人目)=撮影・金田翔

■J1第31節 町田0-0札幌(9月21日、東京・町田GIONスタジアム)

2試合ぶりのクリーンシート

 首位・町田の本拠地に乗り込んだ北海道コンサドーレ札幌は、ロングボールやロングスローを多用する攻撃を体を張った守備で耐え抜き、スコアレスドローへと持ち込んだ。勝ち点を26に伸ばし、J1残留圏の17位・湘南との差は暫定で6となった(9月21日時点)。負傷者が続出する厳しい状況の中、2試合ぶりのクリーンシートにひと役買ったのは、2人の〝リーグ戦初出場〟の選手だった。

体を張って強力FW陣に対抗

 194センチの長身FW呉世勳(オ・セフン、25)、チームのスコアリーダーFW藤尾翔太(23)、元オーストラリア代表FWミッチェル・デューク(33)、J通算42得点のブラジル人FWエリキ(30)と、次々と強力なFW陣を送り込んできた町田に対し、DF岡村大八(27)やDF中村桐耶(24)を中心とした札幌守備陣は、激しいぶつかり合いに屈することなく得点の芽を摘み続けた。

前半、ボールをクリアするDF岡村(左)

 

宮澤が負傷して後半6分に交代

 最初のアクシデントが襲いかかったのは前半終了間際だった。相手選手との競り合いの直後、MF宮澤裕樹(35)が胸部を痛めて起き上がることができず、ハーフタイムには担架でロッカールームへと運ばれた。後半もプレーを続行した宮澤だったが、万全とはいかず後半6分でピッチを後にすることに。

1年ぶりに深井がリーグ戦復帰

 その宮澤に代わってピッチに投入されたのが、今月8日のルヴァン杯ホーム横浜M戦で戦線復帰したばかりのMF深井一希(29)だった。「(ハーフタイムに)裕樹くんがもう少しできるということで。早めに交代するかもということは言われていた」と、宮澤が時間をつくってくれたこともあって、体と心の準備を万全にした状態で、昨年9月23日アウェー名古屋戦以来1年ぶりとなる、今季初のリーグ戦のピッチへと飛び出していった。

「今日はマンツーマンという感じではなく…」自らの持ち味発揮

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