《SHINJOの信条》きょうは加藤(貴)くんで全部行こうと。信じて任せました
■パ・リーグ25回戦 日本ハム3-2オリックス(9月22日、京セラドーム大阪)
―(試合後自ら)
「生まれて初めて京セラで勝った気分(笑)。違う? きょうは加藤(貴)くんで全部行こうと。加藤くんを信じて任せました」
【一問一答:加藤貴之が自身初の2桁勝利!「野手やブルペンに助けられての10勝。感謝してます」】
―どの段階で完投を意識したか
「もう、最初から」
―投球内容が良かった
「良かったです。本当に。郡司くんとのコンビも良かったです。郡司くん、キャッチャーになると大きく見えるんだけど、オレだけかな。サードの時、ちっちゃーく見える(笑)。すごくでかく見えたな。あとはスローイングとか、ずっとしていなかったので、練習で補って。伏見くんがああいう形でケガして。しっかりカバーしてくれて、うれしかったですね」
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―デーゲームでソフトバンクが勝っていた。負けたらV逸というのは分かっていたか
「うん。映像で見ていたんじゃないですか。ファンの方とか。まあ、ソフトバンクのファンの方たちには申し訳ないですけど、こっちも一生懸命やっているので。ソフトバンクさんのことより、自分のチームのことでいっぱいいっぱいなので」
―あす勝てばCS進出が決まる
「ああ、本当ですか。決めたいですね。決めてしまえばまた、いろいろな作戦も変わってくるし、やりたいこともやれる」
―加藤貴が2ケタ勝利。自信をつけさせたかったか
「もちろん。本人は2ケタを取ったことがないので、今後の自信になると思う。この間、山崎くんの時も言ったように、10(勝)が決まれば、またマウンドで楽しく投げられると思うから。さらに期待してマウンドへ送れますよ」
―今季、抑えられていた宮城から3点。水野の2ランが大きかった
「打ちのめした感じは全くないですね。水野くんのあれ(2ラン)も、宝くじで当たったみたいなホームランだから(笑)」
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―勝ち越しのシーンは五十幡の足が生きた
「プレッシャーになるでしょう。西野くんは、捕ってすぐ投げなきゃいけないという。そこでちょっと引っ掛かる。万波くんが出たら、五十幡くんで行こうと決めていたので。プレッシャーをかけるために」
―水谷を早めに下げ、江越が途中出場した
「タイミングが合っていなかった。タイミング合っていないバッターだったら、守備優先で。あそこで水谷くんがいい内容だったら代えていなかった。まぁ江越くんは、バントでも三振した…。その辺は、自覚をもっと持って」
―毎日、バント練習をしていたが
「そう、やっている。やっているけど、あそこは決めてほしいですね。もう、松本(剛)くんのとき、めちゃくちゃ迷った。五十幡くんがサードランナーなので何でもできるから。結果的に、バットに当てさえすれば、何か起こるということを、選手全員が分からないといけない場面でした」
―自然にできて1点を取れたことが成長か
「できていますよ、ずっと。今年に関しては。今まで、これ以上のことをみんなにさせてきたので(笑)」
―オリックス戦が12勝12敗で終了。今年は負け越さなかった
「勝ち越したかったですね。ただ、負け越さないというところが成長であって。まあ、もう終わったことなので」