ファイターズ
守護神・田中正義 1回無失点で50試合登板に到達 2点ビハインドで登板した理由は
■パ・リーグ23回戦 日本ハム4-6西武(9月23日、ベルーナドーム)
2点を追う八回に5番手でマウンドへ
日本ハムの田中正義投手(30)が4―6の八回から5番手でマウンドへ。守護神がビハインドの場面で登板したのは、建山投手コーチら首脳陣の配慮があった。
前回登板でまさかの救援失敗
1点を返し、2点差となった八回。ブルペンからさっそうと登場したのは、今季ここまで19セーブを挙げているリリーフ右腕だった。
21日のオリックス戦では1点リードの九回を託され、まさかの救援失敗。チームはサヨナラ負けを喫していた。3連投となる可能性があった22日の同戦は、ベンチ入りメンバー外。ビハインドの状況で抑えの田中正を投入した理由を、建山投手コーチは「前回、ああいう形でやられていた。あした休みだし、こちらが早い段階で投げさせたかった」と明かした。
ストロングフィニッシュへ再出発
制球に苦しみ、先頭・山野辺を四球で歩かせるなど、1死二塁のピンチを背負ったが、後続を打ち取って無失点。首脳陣の計らいに、田中正は「そうやって思っていただいているのはありがたい。状態を上げて、シーズンをいい形で終えたいです」と感謝の言葉を口にした。