ファイターズ
2024/09/25 16:15

【一問一答】今季限りで引退する鍵谷陽平 プロ12年間は「夢のような時間」

引退会見に臨み、笑顔を見せる鍵谷=撮影・松本奈央

 今季限りでの引退を表明している日本ハムの鍵谷陽平投手(34)が25日の楽天戦前に記者会見を行った。12年間のプロ生活を振り返りながら、一番の思い出やチームメートの反応などを語った一問一答は以下の通り。

「このたびはありがとうございます。引退することになりました。12年間、皆さまに本当に支えていただいて、いろんな言葉を伝えていただいて、ここまでやることができました。きょう一日、皆さんに感謝の気持ちを持って臨みたいと思います。よろしくお願いします」

―12年間、お疲れさまでした。きょうという日をどのような気持ちで迎えたか
「不安とドキドキが大きかったかなと思います」

―引退を決断したタイミング
「引退はもうずっと、こういう仕事なので、毎年毎年が勝負だと思って臨んでますし、そういうのは常に覚悟して臨んではいるんですけど、去年ジャイアンツで戦力外になってから、今年1年、ファイターズに契約していただいて、それは常に考えていましたし、もちろん1軍の戦力になりたいという思いで毎日、臨んではいたんですけど、その気持ちと一緒に、どう自分の最後を過ごすかっていうのを常に考えながらの1年だったので、いつっていうよりも毎日、考えていたっていう感じですね」

―12年間の現役生活はどんな期間だった
「もう本当、夢のような時間でした。僕みたいな野球選手が七飯町から出てきて、高校を札幌で過ごし、大学を東京で過ごして、まさかファイターズ、地元の球団に取っていただけるとは思っていなかったですし、これだけ試合に投げられるとも思っていなかったので、本当にたくさんの指導者の方に恵まれ、仲間に恵まれ、ここまで来られたなと思うので、本当に感謝の気持ちでいっぱいです」

―一番、思い出に残っていること
「一番と言われると、やっぱり(2016年の)日本一かなと思います。こういうスポーツをやっている中で常に勝ちを目指して、優勝を目指してやっている中で、初めて日本一になれたっていうのはうれしかったですし、何よりも楽しかったので、その1年。それはすごく印象に残っています」

―引退を家族に伝えた時の反応は
「家族はもう覚悟していたというか、僕がやっぱり常に言っているので。『こういう仕事だから、いつどうなるか分からない』っていうことは伝えていますし、先ほども言ったように去年、ジャイアンツで経験しているので。今年もちろん勝負、どうなるか分からないし、辞めるかもしれないし、続けるかもしれないし、それは分からないけど覚悟して、一日一日を過ごそうというふうにしゃべっていたので『お疲れさま』っていう感じですね」

―お子さんは
「娘はまだ小さいので、分かっているかどうか分からないですけど、やっと野球をやっているお父さんを認識した段階だったので。でも、それが分かるまで現役を続けられて良かったなっていう思いと、もう少し大きかったら、もう少し記憶に残っているのかなっていう思いもありますけど、皆さんにしっかりと映像を残していただいて、娘に見せたいなと思います」

―チームメートの反応
「全員に伝えられたわけじゃないので、事前に俺の口からは何人かにしか言えなかったんですけど『お疲れさま』が多かったですね」

サプライズで花束贈呈に現れた伏見(右)に笑顔の鍵谷

 

―宮西の反応は
「ミヤさんも『そうか、お疲れさん。頑張ったな』って言っていただけましたし、『みんな、俺より先に辞めていくな』って言ってました」

―入団同期で現役なのは大谷のみ。報告はしたのか

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