ファイターズ
2024/09/26 00:55 NEW

【一問一答】鍵谷陽平 胸に秘めていた決意「絶対に泣かないで笑顔で笑って終わろうと思ってー」

一回、2者をアウトに取り、新庄監督(左)から花束を受け取る鍵谷(中央)=撮影・松本奈央

■パ・リーグ22回戦 楽天3ー1日本ハム(9月25日、エスコンフィールド北海道)

 今季限りでの引退を表明していた日本ハムの鍵谷陽平投手(34)が25日、エスコンフィールド北海道で行われた楽天戦に先発し、打者2人を完璧に抑えた。直球は147キロを計測。プロ生活12年の集大成をぶつけた魂の9球だった。引退セレモニー後の一問一答は以下の通り。

―最後の投球を振り返って
「いい球を投げられて、何よりも抑えて帰って来られたのが良かったなと思います。でも金村にはやりづらい形で次(のバトン)を渡してしまって、本当に申し訳ないなっていう思いがあるので、そこだけちょっと、すみませんという感じです」

一回1死、楽天・小深田に現役最後の1​​​​球を投じる鍵谷

 

―ビデオメッセージはどう感じたか
「僕も引退試合を(送る側で)いろいろ経験していますけど、なかなかないテイストの(セレモニーだった)。いろんな方に出ていただいてうれしかったです」

―同期入団の大谷からもメッセージが届いた
「びっくりしました。(引退すると)言っていなかったので。会見で『知らないんじゃないですか』って言って申し訳なかったです。すみません。失礼しました。本当に今、翔平も優勝争いをしていて、すごい大変な中で、自分の記録もあってバタバタだったと思うんですけど、遠いアメリカから、ああやってメッセージを送っていただけるのは本当にうれしいです。同期入団でずっと見てきた仲間。これからは僕がイチ野球ファンとして、翔平のファンとして、これからもずっと応援していくので、それだけ伝えたいなと思います」

引退セレモニーでは大谷からのビデオメッセージも流された

 

―打者2人との対戦は決まっていたのか
「いえ、最初は1人の予定でした。1人というふうに言われていて、そのつもりで小郷くんだけ対策していたんですけど。もう1人って言われて。ちょっと動揺したんですけど、小郷くんも小深田くんもやりづらい雰囲気の中でああやって真っ正面から対戦を受けてくださって、本当に感謝してます。楽天の球団の皆さんも試合中にかかわらず、時間を取らせてしまって申し訳ない気持ちもあるんですけど、本当に感謝しています」

一回2死、楽天ベンチに向かって礼をする鍵谷

 

―新庄監督自らマウンドに来て花束を渡した

関連記事一覧を見る

あわせて読みたい