日本ハムの北山亘基投手（２５）が２８日のソフトバンク戦に先発登板する。前回登板した２１日のオリックス戦（京セラ）では８回無失点と好投した。優勝を決めたソフトバンク打線を封じて、ポストシーズンを見据えるチームに弾みをつける。登板前の一問一答は以下の通り。

―あらためて、前回、良かったところは
「この前はストライク先行で、しっかりゾーンの中で直球も変化球も勝負できてて、こっち有利なカウントでずっと進められた。すごく良かったと思います」

―優勝は決まっているが、ソフトバンクとの対決
「今シーズン、ホークスに対して、いい内容のものもあれば、かなり打ち込まれた内容もあった。だからといって、相手はあんまり関係ない。いい内容を続けていくことが次のレベルというか、もう１個、信頼を置いてもらうためには必要だと思うので、試合ごとの波を減らすところが個人的には一番。あとはＣＳ（クライマックスシリーズ）を見据えても、また戦う相手だとは思うので、それも含めて相手に嫌なイメージだったりとか、そこらへんも植え付けられたらいいんじゃないかなと」

―終盤に来ているが、体調は
「そうですね、（登板の）間が空いてたんで。僕、けがで離脱してた分、まだ自分の感覚的には出しきれてないというか、もう１個、燃え尽ききれてない部分もある。ここからもう１個、上げていって、楽しんでいきたいなと思います」

―前回の登板では変化球の精度が高かったように見えた。手応えのあった球種は

「全体的に良かったですし、速球との兼ね合いではあると思うんですけど、緩急もしっかり使えてました。決め球も緩急もどっちも良かったので、次もそういうまとまりのある内容になれるように調整していけたらなと思います」

―燃え尽ききれていないとあったが、修正すべきポイントは
「日本一に向けて、最後までチームのピースになって目標を達成するっていうところが全てだと思うので。最後まで、みんなから乗り遅れないように。勝ち続けることが一番じゃないかなと思います」

―日本一になるためには、より強度を上げて投げていきたいイメージもあるか
「内容は別にいつも通り。しっかりいい準備ができて入れれば、球速も出ますし、最後までバテずに行くこともできると思うので。あとは自分の準備次第で、そこは変わると思うので、試合でどうこうよりかは、試合前のところをしっかり過ごして臨めたらなと思います」

―鍵谷の引退試合を見て感じたことは
「僕自身、今年しか直接、お世話になってはいないんですけど、けがでファームに行った時期とかによく話させてもらったりとかして。誰に対してもすごく真摯に接してくださる方なので。だからこそ、みんなから愛される選手で、ああいうふうに最後、終わるんだなと思った。目先の試合は関係ないですけど、僕も長い野球人生で見て、ああいう愛されるような人に、いずれはなれたらいいなと思います」