ファイターズ
レイエス&マルティネス 来季残留へ
相思相愛の頼れる助っ人2選手との交渉成立
日本ハムのフランミル・レイエス外野手(29)とアリエル・マルティネス捕手(28)の来季残留が決定的であることが、26日までに分かった。球団は両選手に複数年契約を提示した模様。チームへの強い愛着を持つ両助っ人と水面下で交渉を重ね、相思相愛を実らせた。
日本の野球に順応 夏場から本領発揮
来日1年目のレイエスはシーズン序盤に苦戦を強いられ、5月にファーム降格を経験。日本野球への順応に時間を要したが、再昇格後にメジャー通算108発の実力を証明した。
8月は打率.403、8本塁打、23打点をマークし、月間MVPを受賞。4番に定着した現在はチームトップの24本塁打を放つなど、持ち味のパワーを存分に発揮している。
チーム愛を激白 「ここ(北海道)で野球をやりたい」
陽気なキャラクターと研究熱心な姿勢で、すっかりチームに解け込んだ。ファンからの人気も高く、本人も環境を強く気に入っている。本拠地でサヨナラ弾を放った9月11日の西武戦後には「本当にここ(北海道)で野球をやりたいと思っている。もし日本で7、8年できるのであれば、ここがホーム」と熱く語っていた。
勝負強さは健在 お立ち台で残留を熱望
一方のマルティネスは、開幕4番を務めるなど、上位躍進をけん引。得点圏打率.344を記録した昨季と同様、今季も勝負強い打撃で6年ぶりのCS進出に貢献した。
チームへ注ぐ愛情は人一倍大きく、9月7日のオリックス戦(エスコンフィールド北海道)後には、お立ち台で「ファイターズは素晴らしいチーム。これからも勝ち続けると思っていますし、僕自身、何年もプレーしたいと思える素晴らしい球団」と大勢のファンが見守る中で、残留を熱望していた。
他球団も関心を抱く大砲コンビの流出阻止は、常勝軍団の構築への大きな一歩となる。充実の戦力を揃えて、チームは明るい未来へ進み続ける。