ファイターズ
2024/09/27 16:30

上沢直之の連載インタビュー『うわっちのUSAレポート』vol.5 帰国したばかりの右腕が現状と今後など語る

帰国後、現状や今後などを話す上沢=撮影・松本奈央

移籍あり、昇格あり、負傷もあって激動の1年

 昨季まで日本ハムでプレーした、レッドソックス傘下の3Aウースター・上沢直之投手(30)の連載『北海道から世界へ うわっちのUSAレポート』第5回では、日本へ帰ってきたばかりの右腕を直撃しました。米挑戦1年目の今季はレイズとマイナー契約を結んで海を渡り、3月末にレッドソックスに移籍。4月末にメジャー昇格を果たし、2試合に登板したが、5月上旬にマイナーに合流していた。3Aでは思うような結果が残せず、今月頭に右肘を負傷した影響もあり、シーズン途中で帰国していた。今の現状、今後の見通し、そして日本に戻ってすぐに口にしたものとは? ざっくばらんに語ってもらった。

ひげ生やしてワイルドに「IT社長っぽい」

―上沢投手、ご無沙汰しています。ひげを生やして、ワイルドな風貌になった
「IT社長っぽいですよね。街を歩いていても、周りに気付かれないです(笑)。いい年だし、なんか雰囲気変えてみようかなって」

―1週間ほど前に日本へ帰国した
「家族に会えたのは、僕の中で精神的に落ち着きました。娘がすごく喜んでいましたね。精神的にかなり落ち着いて生活ができています」

―画面越しに会うのと、直接会うのは違う
「そりゃそうっすよ。家族のありがたみは、より感じますよ」

―日本に帰ってきて、どのように過ごしている
「1週間くらいゆっくりして、今日(25日)から(練習を)開始しています。ジム行ったり、パーソナルというかトレーナーの方に教えてもらいながらやっています」

―9月頭に右肘を痛め、シーズン終了を待たずに帰国となった
「負傷した時は結構状態が悪くて、今は肘の曲げ伸ばしとかできる。だいぶ症状は落ち着いてきている」

―痛めたのは
「試合中ですね。その前くらいからちょっと気になるなくらいだったのが、段々試合になって悪くなりました」

 

「しんどい思い無駄にしたくない」

―改めてこの1年を振り返って
「タフな1年でしたね。野球人生の中でも精神的にも肉体的にも。やっぱりしんどかったですよ。思うようにいかない、うまくいかない。言葉も難しかったですし、結構ストレスがかかる1年でしたけど、やっぱり行かないとこういうことも分からなかったし、行ってこれから先に自分の中の課題も見つかった。このしんどい思いをした1年を無駄にしたくないですね」

「うまくいかないときは家族に会いたくなった」

―日本へ帰りたいと、弱気になることもあった

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