高校野球
2024/09/27 17:00 NEW

札幌第一の1年生・浅野がデビュー戦で3安打3打点 兄は22年春季全道Vメンバー【秋季札幌支部】

札幌第一のスタメン唯一の1年生・浅野(左)は、1点リードの五回2死満塁から左前にダメ押しの2点適時打を放ち、塁上でほえる=撮影・西川薫

■秋季全道高校野球札幌支部予選(9月27日、札幌麻生ほか)
▽Fブロック1回戦 札幌第一16-6札幌新川 ※六回コールドゲーム

 札幌第一はエース半田悠(2年)が大会直前にコンディション不良で状態が上がらず、味方のミスも重なり五回途中で6失点と崩れたが、打線の踏ん張りで勝利をつかんだ。6-6と同点の五回。1死満塁から押し出し死球で1点勝ち越した後、スタメン唯一の1年生・浅野広喜三塁手がダメ押しの2点適時打を放つなど3安打3打点とチームの危機を救った。

エース不調も打線が後半カバー

 攻守にちぐはぐな、嚙みあわない試合内容だったが、なんとか勝利をたぐり寄せた。菊池雄人監督(52)は「半田くんが誤算ですね。ピッチャーがあれじゃあ、どうもならんですね。次の試合まで1週間空くので、どこまで立て直せるか」と悩ましげな表情を浮かべた。

札幌第一の1年生・浅野は、五回2死満塁から左前にダメ押しの2点適時打を放つ

 

守備のミス バットで取り返した

 エースの不調にルーキーが躍動した。三回に三塁守備で失策し、失点につながった。それだけにチャンスで巡ってきた五回の打席では「序盤は自分のエラーで失点してしまって、流れも悪かったので、なんとか自分が打とうと思い、集中力高めて行きました」。第2打席以降の3安打は全て直球を狙い打ち「直球は自信があります」と胸を張った。

憧れの兄の後追い札幌第一に進学

関連記事一覧を見る

あわせて読みたい