ファイターズ
2024/09/27 19:05 NEW

【鍵谷陽平 引退企画】同郷の後輩が語る〝鍵さん〟 玉井との爆笑やり取りもほぼノーカットで掲載

 

「ネクストサークル」発足メンバー

 今季限りで現役を引退する七飯町出身の日本ハム・鍵谷陽平投手(34)は、道産子選手のまとめ役だった。2019年には右腕が中心となって、北海道出身による野球振興活動「ネクストサークル」が始動。発足時のメンバーは鍵谷、帯広市出身の杉浦稔大投手(32)、佐呂間町出身の玉井大翔投手(32)の3選手だった。

 道産子男子といえば、おおらかでちょっぴりシャイ。そんなイメージがあるが、鍵谷はリーダーシップを兼ね備えていた。「いい人っす。とりあえずいい人です。一緒にプレーした期間は短いですけど、一緒にネクストサークルやったりとか、ジャイアンツ時代もちょくちょく会っていました」。杉浦は先輩右腕の人柄をこう評する。

2019年、「ネクストサークル」が始動。(左から鍵谷、杉浦、玉井)=球団提供

 

杉浦「頼れる先輩です」道産子会も開催

 18年シーズン途中にヤクルトからトレードで加入。チームになじめたのも、鍵谷のおかげだった。「僕が移籍してきて、最初に道産子会をやりました。鎌ケ谷で。僕の家族と、その時現役だった(球団スタッフ)北山(旧姓・大累)さん、鍵さんと玉井。大体、鍵さんが声かけて、そういうのをやってくれるので、後輩からしたら頼れる先輩です」。

練習用具の寄贈から野球教室に発展

 野球練習用具の寄贈などからスタートした「ネクストサークル」だったが、開始直後に鍵谷が巨人へトレード移籍。その後、チーム内に伊藤、今川、伏見ら道産子選手が一気に増えた。「最初、鍵さんと僕と玉井、3人で小さいことから始めたんですけど、道産子が増えたタイミングで鍵さんは巨人に行っていたので、その時は僕が野球教室できたらいいんじゃないと言いました」。杉浦の発案で、21年からオフに野球教室を行うようになった。

25日の引退セレモニーで言葉を交わす鍵谷(左)と杉浦

 

「玉井がやらないので(笑)」「今年は鍵さん参加して~」

 先輩の意思を引き継ぎ、まとめ役となった杉浦は「玉井がやらないので(笑)。アイツは誰かがやると言ったら、ひっついていくばかりなので」とチクリ。名指しで指摘された玉井は「鍵さんを中心に立ち上げた瞬間にどっか行って(笑)。去年、僕は(野球教室で)佐呂間組率いましたからね。今年は鍵さん参加してほしいな~」と熱望した。

「道民だからかわいがってもらえたのかな」

関連記事一覧を見る

あわせて読みたい