高校野球
2024/09/27 19:40 NEW

新体制の東海大札幌高が太田ツインズの活躍で大勝発進【秋季札幌支部】

東海大札幌高の太田ツインズ。兄の勝心(右)と勝馬=撮影・西川薫

■秋季全道高校野球札幌支部予選(9月27日、札幌麻生ほか)
▽Fブロック1回戦 札幌北0-10東海大札幌高 ※五回コールドゲーム

 東海大札幌高が、太田ツインズの活躍で五回コールド勝ち。2021年に東海大相模のコーチとしてセンバツ甲子園優勝の経験がある、遠藤愛義新監督(40)の初陣を大勝で飾った。

初の同時スタメン バットで競演

 切磋琢磨する仲良し兄弟が、初の同時スタメンを果たした試合でバットで競演した。まずは一回1死一、三塁から4番の弟・太田勝馬(しょうま)一塁手(2年)が三塁線を破る先制の2点二塁打。「チャンスで回ってきたので、4番の自分が打って返すという強い気持ちで打席に入りました」と、甘く入ってきた初球をフルスイングした。

東海大札幌高の太田ツインズの弟・勝馬一塁手は、一回1死一、三塁から左翼線へ2点二塁打を放った

 

弟の先制2点二塁打に続き兄が2点三塁打

 弟には負けられない。続く3点リードの一回1死二、三塁で、今度は7番の兄・勝心(まさむね)中堅手(2年)が左中間を深々と破る2点三塁打。「自分もこの流れに乗って、返そうという気持ちで入りました」。2人の関係を「持ちつ持たれつです」と声を弾ませた。

兄も負けていられない。東海大札幌高の太田勝心中堅手は一回1死二、三塁から左中間へ2点三塁打を放った

 

 中学硬式の札幌東リトルシニアでは兄・勝心が3番、弟・勝馬が4番だった。東海大札幌高入学時は、間違われることが多かったという。「見分けるポイントはほくろです」と勝心。登下校でも部活動でも常に一緒。帰宅後の自主トレでも、一緒に素振りをしたり、ティーバッティングでボールを上げ合ったりしている。「小競り合い程度はあるけど、最近は仲が良い。一緒にお風呂にも入ったりします」と兄弟愛をアピールした。

左打ちと右打ち ベンチ入りはどちらが先?

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