コンサドーレ
2024/09/28 18:45

【プレーバック・写真入り】J1第32節 札幌2ー0京都(9月28日、札幌・大和ハウスプレミストドーム)

試合終了後、スタンドのサポーターに挨拶する札幌イレブン=撮影・小田岳史

好調京都相手に2-0快勝

 降格圏から脱出したい19位の北海道コンサドーレ札幌は、ホーム・プレドに15位京都を迎え、2-0で撃破した。貴重な勝ち点3を加え、「29」に。残り6試合で逆転残留を狙う。

 得点力の高い京都の強力3トップを完璧に封じ込め、お株を奪うアグレッシブな姿勢を見せた。試合開始早々の前半2分、FW青木亮太(28)のシュートが決まった。オフサイド判定で得点は取り消されたが、簡単に相手に主導権を渡さない、という強い意志を感じさせた。

 先制点は、DF岡村大八(27)の左足から生まれた。前半42分、青木の右CKをニアのDF馬場晴也(22)がヘッドで軽くさわり、軌道をずらしたボールをダイレクトにゴールに押し込んだ。

 1-0で迎えた後半9分、MF深井一希(29)がMF荒野拓馬(31)に代わり途中出場。キャプテンマークを受け取った。後半25分には新戦力のジョルディ・サンチェス(29)とアマドゥ・バカヨコ(28)の両FWを投入し、追加点を狙った。その6分後、右サイドでボールを保持したMF近藤友喜(23)がドリブルで攻め込み、右足アウトサイドでシュート。相手DFを引きつけたバカヨコが最後にボールに振れてゴールに押し込んだように見えたが、得点者は近藤と記録された。

 最後まで気を抜くわけにはいかない。後半43分、DF中村桐耶(24)とMF小林祐希(32)をつぎ込み、交代枠を使い切った。シュート数は14対11と京都を上回り、8試合で9得点決めている新戦力のエリアスにいたっては、シュートを1本も撃たせなかった。札幌のJ1残留への反撃モードがさらに加速した。

前半42分、先制ゴールを決めたDF岡村

 

試合詳細はコチラ


■フル出場で完封勝利に貢献したDF大﨑玲央(33)
「勝てて良かった。本当にみんなが戦った結果だと思うし、最大の勝因は、どこのポジションの選手も、全員が最後まで体を張っていたこと。後ろもみんな体を投げ出していたし、サイドの選手、中盤の選手は上下動して、危ないところに戻ってきていた。みんなが自分の役割プラス味方をサポートすることを、90分間できていたからだと思う。もちろんハチ(DF岡村)のゴールもあるけど、全員が守備を怠らなかったからこそ、2点を守り切れたと思う」

関連記事一覧を見る

あわせて読みたい