【一問一答】山崎福也のレギュラーシーズン総括 女房役の伏見は「欠かせない存在」
日本ハムの山崎福也投手(32)が移籍1年目のシーズンを振り返った。オリックスからフリーエージェント(FA)権を行使して加入。開幕から先発ローテーションの一角を担い、2年連続の2桁勝利を挙げて、チームを6年ぶりのCS(クライマックスシリーズ)進出に導いた。一問一答は以下の通り。
―CS進出が決まった
「ホッとしているという気持ちが一番ですね」
―開幕からフル回転してきた
「やっぱり移籍してきてチームの順位が変わらないといけないって自分自身でも思っていた。1個でも2個でもいい順位になれるようにとは思っていたんですけど、2位という結果になり、本当にうれしく思っています」
―入団会見で、チームの先頭を走りたいと話していた
「先発ピッチャー陣も含めてたくさんいい選手がいるので、そういう仲間にも負けないようにという気持ちもありますし、僕なりにはいい形で先頭を走れていたのかなというのは思いますね」
―2桁勝利をマークした
「2桁勝利できたことはうれしく思っていますし、でも全然、満足できる成績でもない。まだまだ自分自身、レベルアップできるように、これからも来年も含めてしっかりとやっていきたいです」
―好成績の要因は
「勝ち星に関しては点が入らないと付かないので。あとは野手のみんなの守備の力もあるので、野手に感謝したいです。プレーしやすくしてもらっているので、フロントの皆さんもそうですし、監督、コーチにも感謝したいと思っています」
―印象残った試合は
「久しぶりに完投できた試合は本当にうれしかったし、気持ちもすごく高ぶりました。2度目のエスコンでの完投(5月14日の西武)はファンの皆さんの前で達成できたので、すごく今でも記憶に残っています」
―北海道のファンの印象は
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「北海道のファイターズファンの皆さんはあったかいというイメージが去年からあった。実際に(日本ハムに)入ってみて、もっと温かいなと感じはしましたね。なんか、拍手してくれますよね(笑)。その点も含めて味わったことがないようなことがたくさんありますし。エスコンという素晴らしい球場で野球ができているので本当に幸せです」
―ファイターズは若い選手、勢いのある選手が多い
「去年も投げていて、このチームは絶対、強くなるなという恐怖感があった。その中で入れたことは僕自身、すごくうれしく思っています。僕自身、若い選手たちと一緒に、いい波に乗って成長できたらなという思いがあって入ってきた。やっぱり入ってみて、元気のあるチームだし、明るい選手もたくさんいるので、本当に入って良かったなと思います」
―勢いを感じた瞬間は
「打撃がやっぱりすごいなと、今年。去年から、ちょこちょこは感じてはいたが。みんながちゃんと成長して、土台をつくったらどうなるのかなと思っていた。新庄さんになって3年目で爆発した感じがある。安心感はありましたね。点を取られてはいけないんですけど、僕自身は少々、点を取られても、ひっくり返してくれるなと今年は感じていましたね」
―新庄監督に言われて印象に残っていることは
「オープン戦の時にまだ失点もしてなくて、いい感じの調子で投げていたんですけど、たぶん(3月中旬の)広島戦の登板前ぐらいに、ちょっとそろそろ打たれようよみたいな感じの言葉をもらった。その言葉かけがすごいうまというか。僕自身もすごくリラックスできるような雰囲気だなっていうのはいつも感じてますね」
―その言葉はどう捉えた
「打たれる時はどういうふうに打たれるんだろうなというのを、たぶん監督、コーチは見たかっただろうし、まだその時期、僕自身もちょっと緊張もしていましたし、まだそこまでなじめてもなかったので。そういうのを見てくれたのかなって思いますね」
―新庄監督はどのような存在か
「やっぱり選手との会話というか、すごい上手だなというか、モチベーションを崩さないように、調子の悪い選手がいたら、僕もそういう時もあったんですけど、いいタイミングで声をかけてくれる。そういうのは本当に素晴らしいなと、いつも見てもいましたし、僕自身も感じましたね」
―ポストシーズンで自身の役割は
「しっかりと、やっぱりもう勝つしかないのでね。勝てるような投球というのもありますし、チームが勝てばいいという考えなので。なんとか勝てるように頑張ります」
―経験という意味でも頼りになる
「どうですかね…。僕、クライマックスで投げたことないんですよね。いつも投げる前に決まってしまっていたので。でもそういう雰囲気とかは空気感も味わっていましたし、でも今のこのファイターズの選手たちなら大丈夫かなという雰囲気もありますし、やっぱり力もあるので。僕自身も投げる時は本当に全力で勝ちにいきたいと思っていますけど、まずはチーム全員っていうところをしっかりと考えてやっていきたいですね。まずはクライマックスで勝ち進んで、ファイナルステージも行って、そこで相手を倒して日本シリーズに出て優勝というのを今、目指して頑張ります」
―女房役の伏見はどんな存在か
「やっぱり僕の中では欠かせない存在ですし。年も寅威さんの方が上なので、本当に頼りになりますし、ちょっとけがしないでほしいって感じですね」
―カットボールの割合が増えていると思う。意図、手応えは
「ホーム球場が京セラドームからエスコンに変わったというのもある。パ・リーグというのは変わっていないんですけど、そういう点も含めて変化球が多くなったのかなと思いますし、そこは寅威さんの考えだったり、配球面もあるので。カットボールも増えて、全体的に変化球が増えたのかなと感じます」