ファイターズ
2024/10/10 06:00

【一問一答】水谷瞬のレギュラーシーズン総括 活躍できた要因、古巣に対する思いを語る

加入1年目のシーズンを振り返った水谷

 日本ハムの水谷瞬外野手(23)が加入1年目のシーズンを振り返った。ソフトバンクでの過去5シーズンで1軍出場ゼロだったが、現役ドラフトでの移籍が野球人生の転機に。交流戦MVPに輝くなど、大きな飛躍を遂げた。一問一答は以下の通り。

―中心選手として活躍し、クライマックスシリーズ(CS)進出を決めた
「チームとしてCSは目指していたところでもあると思うので、そこは素直にうれしいかなと思います」

―CSに懸ける思い
「やっぱりチームとして日本一というところを目指しているので、そこを目指したいと思うんですけど、個人的にはファーストステージに勝ってファイナルで古巣を倒したいなって思っています」

―古巣・ソフトバンクとの戦い、ファンにどんなプレーを見せたい
「シーズンを通してホークス戦は全然、打てていなかったので、そこまで期待してもらっても困るんですけど、いいところで一本出せたらいいなっていう気持ちで、もしそういうカードになったら楽に臨みたいなと思います」
 

8月、ソフトバンクの小久保監督(右)にあいさつする水谷


―一本というのはホームラン
「いや、ライト前でいいです。ボテボテのライト前で(笑)」

―古巣相手だと、懸ける思いが変わる
「やっぱりいろんな気持ちというか、シーズンを通してもホークス戦の入り方はちょっと他の球団とは違った部分があったので、ポストシーズンになったら、もっと変わってくると思うんですけど、そこは力み過ぎず、意気込み過ぎず、いつも通りのマインドでいけたらなと思います」

―ソフトバンク時代は1軍出場がなかった。ここまでのシーズンを振り返って
「どこから見ても分かるように去年とはまったく違ったシーズンだったんですけど、僕の中ではそこまで実感がないっていうか。やっぱり本当に全て終わってみて、何か良かったな、悪かったなっていうところが出てくる1年なのかなと思っているので、今の段階ではそこまで大きく実感を持てていないというか、そういう現状ではあります」

―ファイターズに来た時、どんな気持ちだったか
「ずっとキャンプ序盤から言っていることなんですけど、イチからの出直しっていう気持ちで。6年目のシーズンになるんですけど、ルーキーとはまた違った気持ちなんですけど、ルーキーシーズンと同じような入りというか、そういう気持ちでやろうってファイターズに来たので、その気持ちを忘れずに今も持てていることが、今の立ち位置というか現状につながってるんじゃないかと思います」

―チャンスをつかみ、活躍できた要因は
「やっぱりチャンスというか、打席の数をもらえたっていうのもありますし、そういうチャンスをいただいたボスもそうですし、コーチ陣の方も含めてなんですけど、そこもありつつ5年間お世話になったホークスの首脳陣の方々も含めて、たくさんの人に支えられて育てていただいて。たまたま今年、もっと言ったら交流戦っていう形に残るところで結果を出せたのが一番だと思います」

―誰のアドバイスが参考になったか
「やっぱりキャンプ、国頭からスタートして、オープン戦、シーズンと2回抹消も経験して、その中でずっと(2軍打撃コーチの佐藤)友亮さんと、ああでもない、こうでもないとやりながら、ここまで来られたので。友亮さんの存在は大きかったと思います」

国頭での春季キャンプで打撃練習する水谷


―新たな発見があったか
「新しく技術…もちろん技術も教えていただいたんですけど、ホークス時代にもボールがバットに当たるまでを教えていただいたたくさんの首脳陣の方がいて。そういう人たちに土台をつくっていただいたものに対して、友亮さんに新しい引き出しだったり、土台のさらなる高め方とか、そういうのを学べたかなと思います」

―具体的に
「説明したら難しいんですけど、全部が全部、真剣にやらなくていいというか、そういったら語弊が生まれるんですけど、相手もプロのピッチャーですし、生活を懸けて一生懸命、投げているものに対して毎日毎日3本、4本打てるわけではないので。毎日4打席、5打席チャンスをもらう中で、どうやってその中から1本、2本打つか。もっといったら1本、2本をチャンスの場面で打ってチームに貢献できるかとか、そういう心のゆとりじゃないですけど、そういうところの引き出しをもらいつつ、新しい技術のヒントももらえているのかなと思います」

―1軍で活躍して、見えてきた課題とは

関連記事一覧を見る

あわせて読みたい