貴重な追加点決め札幌MF近藤友喜がアウェー戦のリベンジ「結果を残せてよかった」
■J1第32節 札幌2―0京都(9月28日、札幌・大和ハウスプレミストドーム)
北海道コンサドーレ札幌MF近藤友喜(23)が、後半31分に貴重な追加点をゲット。悔しさを味わった6月のアウェー戦のリベンジを果たした。
試合の行方左右する次の1点
札幌1点リードのひりつくような攻防が繰り広げられていた終盤戦。試合の行方を左右する次の1点を生み出したのは、この日も再三チャンスメークしていた近藤だった。
場内でバカヨコのゴールと発表
ルーズボールを右サイドで拾うと、対応した相手DFをドリブルでかわしてペナルティーエリア内に進入。右足アウトサイドでゴール前にグラウンダーのクロスを送ると、ゴール前に走り込んだFWアマドゥ・バカヨコ(28)をマークしていた京都DF福田心之助(24)の足に当たったボールがゴールイン。プレド場内ではゴール前で両手を挙げたバカヨコのゴールと発表されたが「(バカヨコは)触ってないなと思っていて。相手が触っていたので、オウンゴールか、自分のゴールかなと思っていたら、(バカヨコが)喜んでいて」と苦笑いを浮かべたが、公式記録で正式に近藤のゴールと認定された。
キャリアハイ更新も胸中複雑な理由は
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これで今季4得点目。横浜FCに在籍していた昨季の2得点を上回り、キャリアハイを更新しているが、自身の胸中にはほんの少し複雑な思いがある。「(ここまで)アシストが0で、そこをちょっと気にしている。サイドの選手はアシストも求められるので、アシストになったらなったで良かったなって気持ちもあった」。数字としては0だが、ここまでの近藤の活躍ぶりは誰もが認めるところ。アシスト数のカウントが始まる日はそう遠くはないはずだ。
チャンスで決められなかったアウェー戦の悔しさ晴らした
6月15日に行われたアウェー戦(0●2)はフル出場し、チーム最多の4本のシュートを放つなど気を吐いたが、最後まで得点に結びつけることができず、チームも敗れた。そのときは「3点ぐらい決めるチャンスがあった。今日は自分に責任がある」と悔しさを露わにしていたが、「あのときも自分のサイドがカギになると予想されていた。あれだけ突破しながら数字を残せなかったので、今日こうやって(結果を)残せてよかった」と、ゴール、そして勝利という結果で、ホームの舞台でリベンジに成功した。