高校野球
初登板の立命館慶祥・箕輪投手が6回完封 指揮官「甲子園という舞台が見えてきた」【秋季札幌支部】
■秋季全道高校野球札幌支部予選(9月29日、札幌麻生ほか)
▽Gブロック1回戦 恵庭北0-10立命館慶祥 ※六回コールドゲーム
南北海道大会で創部以来初の決勝に進出した立命館慶祥は、六回コールドゲームの10-0で恵庭北に大勝発進した。背番号11で昨秋以来のベンチ入りを果たした、箕輪颯人投手(2年)が、公式戦初登板で被安打4本の完封。先輩たちがあと一歩届かなかった聖地へ、再び挑戦する。
初戦を託した指揮官「ブレークしてほしい」
〝初陣〟の箕輪が、スコアボードに次々と「0」を並べた。最速138キロの直球に、カーブとチェンジアップを効果的に織り交ぜ、許した4本の安打は全て単打。何度か得点圏に走者を背負ったが、バックが無失策の堅い守備とバットで大量援護した。「最初は緊張したんですけど、周りのチーメートが声をかけてくれたおかげで、いいピッチングができた」と声を弾ませた。初戦のマウンドを託した滝本圭史監督(44)は「この秋は箕輪にブレークしてほしい。今日は多分緊張したと思いますが、粘って頑張った」とねぎらった。
夏の決勝進出が転機に
昨秋は支部1回戦敗退。そこから夏の決勝まではい上がった。箕輪は決勝後「滝本監督から、今まで甲子園を目指そう、と言っていたけど、今回の先輩たちの結果を受けて、本気で甲子園という舞台が見えてきた、という話をいただいた。その言葉をしっかりみんなで胸に刻みながら、一日一日の練習を、甲子園という目標に向かって全員でやっていこう、と決めた」と、再スタートを切った。