新庄監督 CS突破の秘策とは 「一番、勝てる方法を考えて…」
■パ・リーグ25回戦 ソフトバンク6ー2日本ハム(9月29日、エスコンフィールド北海道)
見据えるポストシーズン 「ここからが一番、楽しいです」
日本ハムの新庄剛志監督(52)が29日、レギュラーシーズンの本拠地最終戦を終え、迫るCS(クライマックスシリーズ)へ向けて視線を切り替えた。
試合後に開かれたセレモニーでは「僕たちは今、日本一しか考えていません。ドラマ大航海は、ここからが一番、楽しいです。皆さん僕に付いてきてください」と力強く決意表明した。
念願のCS! エスコン開催! 新庄体制での初陣!
日本ハムは28日にパ・リーグ2位が確定。CSファーストステージが10月12日から、エスコンフィールド北海道で初開催される。チームとしては6年ぶり、3年目を迎えた新庄政権下では初となる短期決戦へ、必勝プランを思い描いている。
あっと驚くビッグボス流プランも…
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常識にとらわれない発想で、勝つ可能性を1%でも高めるつもりだ。
指揮官は「例えば、こんなのどうかな? 先発ピッチャーが2回、2回、2回投げて、(2戦目は)また違う先発が2回、2回、2回。また次の試合では1戦目に投げたピッチャーが2回、2回、2回とか」。先発陣を惜しみなく注ぎ込む、小刻みな継投策をイメージした。
投手陣の配置転換も視野
シーズン最終盤で固定できてないクローザーについても、配置転換を含めて策を講じている。
「伊藤くんだって中継ぎの経験があるだろうし、みんなできます。一番、勝てる方法を考えて、やりたいなと思います。あと、どの打者に相性が悪いとか、データは必要。球場もね。ペイペイの伊藤くんは無敵…、エスコンは誰々が良いとか、そのへんもいろいろ考えます」
目指すはもちろん日本一 あらゆる手を尽くす
CS突破は、あくまでも通過点に過ぎない。新庄監督は日本一への道のりを逆算し、シーズンの残り試合を有効活用する。
「レイエスも今後は、日本シリーズに向けてファーストを守らせますよ。サインプレーもあるし、急にファースト行きなさいって言って、できます? 早くやっておかないと」
大胆な戦略と緻密な戦術が、勝ち上がりのキーポイント。チームの総力と英知を結集し、勝利の女神を振り向かせる。