ソフトバンクとの開幕戦は「ボッコボコにやっつけたろ（笑い）」―。日本ハムのビッグボス・新庄剛志監督（４９）が５日、ソフトバンクとの開幕戦（来年３月２５日、ペイペイドーム）について言及した。自身にとっては、地元・福岡でのオープニングゲーム。２０２２年シーズンをド派手にスタートさせるためにも、藤本博史新監督（５８）の率いる若鷹軍団を粉砕する。

　ビッグボスの闘志は、早くも燃え上がっていた。地元・福岡で迎える初陣について、新庄監督は「楽しみで仕方ない。地元なんでね。まあ、盛り上がると思います」と心待ちにしている。
　ソフトバンクの藤本監督とは同じマンションに住んでいた時期があるなど、交流は深い。「めちゃくちゃいい人で、めちゃくちゃ声をかけてくれて。『あ、藤本さんだ！』ってエレベーターで待ったりしてる仲だった」と振り返った。
　その上で「ボッコボコにやっつけたろ」と宣戦布告。そして、すぐさま「これ、文字にするとちょっと厳しくなる。ちゃんとその辺、『（笑い）』とか書いておいてくださいよ。もめたくないんで、大好きなんで」と笑った。
　しっかりとフォローしながらも、ビッグボスの“口撃”は止まらなかった。トレードマークである藤本監督の口ひげに目を付けた。「僕たちが勝ったらひげをそるとかね。昔からあのひげだから」とニヤリ。藤本監督自身は日本一達成でひげをそることを公言しているが、半年以上も早く実行させるつもりだ。
　この日の新入団選手会見では「ここにいる選手も、１軍で活躍した選手も、２軍の選手も、本当に横一線」と改めてレギュラーが白紙であることを強調。さらに「ここにいる選手が福岡ドームでプレーするかもしれない」と、新人の抜てきすらあり得る。「３・２５」から伝説が始まる。