DFパクミンギュ G大阪戦に勝利し〝札幌の誇り〟胸に韓国代表デビューだ
■10月1日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
オフ明けの北海道コンサドーレ札幌は約3週間ぶりに宮の沢でのトレーニングを再開した。先月28日のホーム京都戦(2〇0)の先発組はリカバリーを、それ以外は6対6プラスフリーマンでのミニゲームなどを行って調整。前日にW杯アジア最終予選に臨む韓国代表への選出が発表されたDFパクミンギュ(29)は、今月5日のアウェーG大阪戦(パナスタ)の勝利で弾みをつけ、〝札幌の誇り〟と共に母国のW杯出場を懸けた戦いへと挑む。
代表に選ばれるのが一つの夢
全体練習終了後、報道陣の取材に応じたパクミンギュは「選手としては代表に選ばれるのが一つの目標、夢という中で、札幌に来てから、またこうやって選ばれるというのはすごくうれしい」と、笑顔を浮かべながら語った。
2年ぶり招集に「本当かな?」
札幌加入後のパフォーマンスが高く評価された。代表への招集は、カタールW杯直前の2022年10月末から行われたトレーニングキャンプ以来、約2年ぶりのこと。招集の話を最初に聞いたときには「うれしい反面、『本当かな?』みたいな感じがあった」と、自身にとってもサプライズ選出だった。
キャップ数はまだ0 「監督が求めるプレーで…」
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招集時の試合出場数を表す代表キャップ数はまだ0。「すぐ試合には出られないかもしれないけど、チャンスがあれば監督が求めるプレーで貢献したい」と待望の代表デビューに意欲を見せる。
ハードスケジュールは問題なし
G大阪戦翌日の6日に敵地に入り、10日にアウェーヨルダン戦、そして韓国に移動して15日のイラク戦を戦って、翌16日には再び札幌に合流とハードスケジュールが待ち構えている。「当然のこと。代表選手はそれを克服してやっていかないといけない」と、心の準備はできている。
札幌を代表するという思い持って
合流直前には、J1残留に向けて重要なG大阪戦が待ち構えている。「代表よりもまずは札幌、という思いがある。チームの雰囲気もいいし、監督が求めるサッカーをやって勝ち点3を取って、いい状態のまま代表に行きたいと思っているのでG大阪戦に向けていい準備をしていきたい」と、札幌の白星を手土産に気持ち良く代表に合流しようと意気込んでいる。
「韓国代表でもあるけど、札幌を代表するという思いも持って、代表で頑張ってやっていきたい」。今夏札幌に加入し、もはや左CBとしてチームに欠かせない存在となった背番号3が、クラブの思いとともに国際舞台へと臨む。