ファイターズ
2024/10/02 15:00

《ハム番24時》10月2日

 

 今季のイースタンで主に二塁を守った明瀬諒介内野手(19)、遊撃を守った浜田泰希内野手(18)の両ルーキーは、プロに入って初めてのポジションをこなしてきた。高校時代、明瀬は主に一塁手、浜田は外野手だった。

 浜田はスカウティングの段階から遊撃手で鍛えることが決まっていたという。189センチの大型遊撃手を目指してだ。明瀬は野球を覚えるために二塁手に定まった。指導する岩舘学ファーム内野守備走塁コーチ(43)は「セカンドは周りに気を配らないといけないし、外野とのコンタクト、サインプレーなどいろいろやらなければならないことが多い。野球を覚えるには一番」という。

 ただ、春先に2人のプレーを見た時は「本当にできるのか。どうしようかと思った」と頭をかかえたらしい。プロの基本をイチから教え、「まっさらだったんでかえって良かった」と、一つのプレーを取り上げてじっくり説明。頭と体に覚えさせ、判断力を養っている。

 ひとむかし前に比べたらプレースタイルは変化した。「僕らの時は正面で捕れと言われた。今は正面から外してボールにチャージする」という。1000本ノックなんてとんでもないらしく、練習時間も短くなった。「大学の時は倒れるまでやらされた。巨人にいた時は疲れてから覚えるもんだと。力が抜けるから体で覚えやすいと言われましたよ」と苦笑い。時代は変わった。

 3月に2軍の試合に出始めてから約半年。2人の守りは堅実だ。岩舘コーチも「慣れないポジションでよくやっている。期待十分ですよ」。今月7日から始まるフェニックスリーグでは、さらに磨きをかけてほしい。

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