Bリーグ
レバンガ橋本主将 移籍後最多の21得点 横浜に連勝
■1部 第9節 5日、札幌・北海きたえーる
東地区のレバンガ北海道が75―72で横浜に2連勝。今季、北海きたえーるで無傷の5連勝を達成した。得点源のPF/Cショーン・ロング(28)が第4クオーター(Q)序盤に5ファウルで退場となったが、PG橋本竜馬主将(33)がチーム最多タイ、移籍後では自身最多の21得点。接戦勝利に導き、MVPに輝いた。
第4Qで逆転
熱血主将・橋本がコート上で何度もほえた。移籍3シーズン目のベテランは「ショーン(ロング)がファウルトラブルでコートにいなかった。誰かが補わないと。ゴールだけ見てました」。粘り強い守備が売りの背番号0が得点でもチームを支えた。
前半までに17点のリード。ところが、第3Q早々にチームは5ファウルで守勢に回った。すると横浜に3点シュートを5本、決められるなど34失点。貯金を一気にはき出して逆転を許した。
それでも残り1秒で橋本が3点シュートを決め“ブザービーター”で同点。チームは再び勢いを取り戻し、第4Qの逆転劇につなげた。
橋本は3点シュート以外にもフリースローを8本中7本、成功させた。今季ここまで32本中30本、成功率93・75%を誇る。激しいプレー直後でもフリースローは安定感抜群。佐古HCも「きょうは橋本選手に助けられた」と絶賛した。
これで11月の帯広開催を含め、ホームでは今季6勝1敗。大阪をきたえーるに迎える次節に向け、「ホームでガンガン勝ちます」。キャプテンシーあふれる“北の熱男”が連戦連勝に導く。
(西川薫)