高校野球
駒苫の〝セタニシ〟コンビが躍動 エース寺田11奪三振&蔵本がダメ押し打【秋季室蘭支部】
■秋季全道高校野球室蘭支部(10月3日、苫小牧・とましんスタジアム)
▽Aブロック準決勝 静内1-4駒大苫小牧
夏は支部代表決定戦で敗れた駒大苫小牧が、終盤に突き放して代表決定戦に駒を進めた。2試合連続で先発した、台湾人留学生・許少齊(キョ・ショウキ、2年)が二回に3連打で先制されるなどピリっとしない中、四回途中から救援したエース左腕・寺田七翔投手(2年)が打者19人で11奪三振の圧巻投球。すると1点リードで迎えた八回1死一、二塁から寺田と中学時代に東京・世田谷西リトルシニアでチームメートだった3番・蔵本真ノ輔一塁手がダメ押しの2点二塁打で援護した。5日の代表決定戦で北海道栄と対戦する。
救援した寺田が圧巻火消し
2年前のリトルシニア全国選抜Vチーム出身コンビが躍動した。まずは6月25日の夏の室蘭支部予選以来の公式戦マウンドに上がった新エースの寺田が奪三振ショーを展開した。0-1で1死二塁と追加点のピンチだったが「監督に初回から行ける準備はしておけ、と言われていたので、初回からブルペンに入って準備はしてました。前の試合と今日の試合で、ショウキ(少齊)が先発で頑張ってくれていたので、こういうピンチの時に自分がゼロで抑えよう、って気持ちでマウンドに上がりました」。遊直併殺で切り抜けると、自己最速を更新する138キロの力強い直球を軸に、6者連続を含む11奪三振で圧倒した。