《SHINJOの信条》たのんます短期決戦。きょう打たなくて良かった。取っておけって(笑)
■パ・リーグ25回戦 日本ハム3-0ロッテ(10月3日、ZOZOマリンスタジアム)
―(試合後自ら)
「良かったね、達くん。1勝。これでスタートライン。一歩踏み出して、ここからどこまで球界のすごいピッチャーたちに近づき、仲間入りできるか。何年かかるかな、という楽しみはありますね」
―以前から見たいと話していたが、実際にどう感じたか
「ちょっとストライクゾーンの高めに、はっきりしたボールが(ある)。だんだんだんだん経験することによって、枠の中に収まって、出し入れのコントロールができていけば。いいフォークもあったし、バッターのタイミングを狂わす投球もしていた。まだ、ここからですよ。本人はまず、福島くんと柳川くんに先を越されたという意識が、必ずあったと思うので。こんなの半年もたてば、ポーンと抜ける世界ですからね。この1勝、でかかったですね」
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―四球の心配はないか
「いやある。全然ある。ファームの試合を見ていても、一回崩れ出すと、収まりが効かなくなるところをよく見ていたので。きょうはそれが出るかな、と思って見ていたんですけど。伏見くんがテンポ良く、いいリードをしてくれたので。彼は乗せるのがうまいのでね」
―達はどう成長してもらいたいか
「人それぞれ成長のスピードが違うのでね。まだ見てみないと分からないですね。そこから5、6勝してからでないと、はっきりと説明できない。まぐれで1勝、2勝しますからね」
―1年目に札幌ドームで初登板。そこから2年が過ぎてどう変わったか
「まだ変わっていないかな。体はひと回り大きくなって。2軍のバッターと1軍のバッターで全く違うから。ホント、(もっと)見てみないと分からないですね。あとは彼がどういう気持ちで練習に取り組んで、この先、何年後にこういうピッチャーになる、とプランを立てて。そのようにやっていると思いますけど。ただ、どれが正しいか、この世界は難しい。自分を信じてこれをやっていけば、そこにたどり着く、というブレのない取り組み方をしていけば、必ずいいピッチャーになると思う」
―CSに向けて、達はどうか
「まだ、決めていないです。いきなりはちょっと…。おしっこちびると思うから(笑)。143キロぐらいに落ちると思う。真っすぐが(笑)。嫌いじゃないですよ、いきなりポーンとそういう舞台に立たせるのは。そういう年ではないので、今年は」
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―CSで戦うロッテを相手にして、清宮に1本出た
「たのんます、短期決戦。きょう打たなくて良かった、取っておけって(笑)」
―一回にセーフティーバント。サインか
「サイン、サイン。ありますよ、全員。レイエスにもあるよ、という話はしていますけどね。みんなあります。でも、形は良かったと思いますよ」
―最近、斎藤友の好投が目立つ
「いいですよ。斎藤くんもいいし、山本(拓)くんもいいし、河野くんも上がってきたし。みんないい。向こうのバッターによってですけど、誰を投げさせても信頼してみんなで戦って行くから。送り出すときは、頼むよと信頼して。思い切り楽しみなさい、という形で送り出したい。こればかりは分からない。どこで誰を投げさせたら抑えるか、分からないですよ。打たれるかもしれない。向こうも必死になってくるから。点を取られたら、何しとんねん、新庄と。あそこはこのピッチャーじゃないやろと。じゃあ、教えてと(笑)。だいたい打たれたとき、そのピッチャーじゃないやろと。それできっちり抑えたら、何も言われない。それで戦います」
―今季のロッテ戦は18勝6敗1分け…
「もう、いいって。CSに行くんだから(笑)」
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