芸能
2024/10/11 17:00

【芸人インタビュー後編】初のキングオブコント決勝に挑む札幌出身のシティホテル3号室・亮太

キングオブコント決勝に出演するシティホテル3号室・亮太

12日にTBS系列で生放送

 コント日本一を決める「キングオブコント2024」(TBS系列)の決勝が12日午後6時30分から生放送で行われる。タイタン所属で、札幌市出身の亮太(38)と神奈川出身の押田(38)がコンビを組むシティホテル3号室は初の決勝進出。同事務所としても初めてとなるファイナリストとなった。道新スポーツデジタルでは、道産子芸人・亮太をインタビューで深掘りし、2回に分けて紹介する。後編の今回は、決勝への意気込みや憧れの芸人について語ってもらった。

シティホテル3号室の亮太(左)と押田

 

準決勝突破の瞬間は理性が…

―「キングオブコント」の決勝進出が決まった。準決勝が終わったときは手応えを感じたか
「絶対行ったろ、ぐらいの気持ちでいくつもりだったんですけど、2日間終わって、可能性もあるけど、どっちかな? みたいな感じの状態でした。またこんな感じで待たなきゃいけないのかと思いました。去年もそんな感じだったので。落ちたって言われても納得いくかもしれないぐらいの」

―名前を呼ばれたときの心境は
「(TV)カメラも入っていて、一応、可能性はあると思っていたので、呼ばれたときに節度を保ったリアクションをしようという気持ちが頭の中にはあったんですけど、吹き飛んじゃいましたね(笑)。呼ばれた瞬間、感情に身を任せて結構、はしたなかったと思います」

―反響は大きかったか
「普段、ライブで一緒になるような、東京の劇場でやっている人たちはめっちゃ喜んでくれてましたね。また、僕らっていうのがいいんですよ。別に人気がなくて、地味で、しぶとく続けている感じっていうんですかね。僕らが決勝に行くってことは(可能性は)全員あるっていう気持ちに多分なると思うので。こいつらが行けるんだったら、みたいなのがあると思います」

―昨年、初めて準決勝に進出。そこでの手応えは
「そうですね。初めての準決勝で2本やって、2本とも結構ウケて、決勝予想メンバーにもちょこっと入ったりしたぐらいのラインにはいたので、結構、自信にはなったかもしれないです。でも、最初は疑われている感じはありました。別にライブ界隈でそんなに知られているわけでもないし、別のところで結果を出して売れているとかでもないので、初めての準決勝だと、お客さんも『どんなもんなのかな』っていう感じで見られているというのは1本目のネタをやったときに感じました。途中から『いいじゃん』みたいな感じで、ちょっとずつ変わってきた印象があります」

―今年は変化を感じたか
「準々決勝ですごく感じましたね。今までにないぐらいの手応えがありました。ネタが終わったあとの拍手が今まで感じたことのないぐらいの拍手でした。準決勝は1日目が自信あったんですけど、思ったより来なかったので、結構ふてくされてました」

―ネタ作りは
「基本的には僕が書いてます。屁理屈ですね。屁理屈をこねているというか。何かドラマチックなシーンとか感動的なシーンとかを見たら、こうならないこともあるけどな、みたいなのは割と昔から思っていたのかもしれないです。屁理屈ですよね。空港に彼女が追いかけに行っても間に合わないこともあるし、とか。間に合わなかったらどうすんのかな? とか、そういうことをずっと考えてる感じはありました」

―憧れの芸人は
「やっぱり爆笑問題さんとダウンタウンさんですかね。ボキャブラ天国を見てたり、ダウンタウンのごっつええ感じを見てたり、松本さんが放送作家の高須さんとやっていた『放送室』を毎週聴いてました。それがあって、二十歳そこそこのときに高須さんに弟子入りしようと思って、大阪まで手紙を渡しに行ったことがあるんですよ。それで事務所から『企画書を送ってください』という連絡が来て、何本か送ったんですけど『ごめんなさい』と。それでも諦めずに1年間ぐらいは送ってました。返事はなかったんですけど」

―憧れの爆笑問題からは決勝進出について声を掛けられたか

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