高校野球
北海が3投手の完封リレーで〝兄弟対決〟制す 秋は5年ぶりに1年生バッテリー結成【秋季札幌支部】
■秋季全道高校野球札幌支部(10月5日、札幌・麻生球場ほか)
▽Gブロック準決勝 北海学園札幌0-4北海
19年秋の木村大成以来
61年ぶりの秋2連覇を目指す北海が3投手の完封リレーで北海学園札幌との兄弟校対決を制して代表決定戦に駒を進めた。四回途中から2番手として登板したエース小野悠真投手は6回2安打無失点。長南凛汰郎捕手との秋の支部予選で1年生バッテリーを結成するのは、2019年の木村大成投手(21、ソフトバンク)と工藤泰己捕手(北海学園大3年)以来。2年の浅水結翔投手、昨秋にエース格の活躍をした松田収司投手(2年)と切磋琢磨しながら、投手陣をけん引していく。
エース小野は3季連続で初戦先発
1年生エースが、危なげない投球を披露した。入学直後の春、夏、そしてエースナンバーを与えられた小野は9月28日の新チーム初戦と、3季連続初戦のマウンドを任された。この日は救援で登板し、八回から松田投手にマウンドを託して一塁に守備に就いたが、四球で無死一塁となったところで、再びマウンドへ。「少しびっくりしたんですけど、そっからは冷静に対応できました」と後続を断ち、ピンチを切り抜けた。「きょうは、めちゃくちゃ良かったです。低めに集まっていて、変化球のキレも良くて、相手を迷わせて、チャンスを与えなかった」と、流れる汗を拭った。