ファイターズ
2024/10/05 18:35

《ハム番24時》10月5日

 24日のドラフト会議で、またプロへの扉が開かれる。2年前のドラフトで2位指名を受けた金村は今季、中継ぎからスタートし、途中から先発ローテに加わって投手陣を支えている。

 豊富な球種と制球力が持ち味で、特にスプリットが大きな威力を発揮。しかし、そのスプリットは富士大時代は持っていなかった球種だという。「大学の頃はスライダーとカットで、ほぼ抑えられた」と能力の高さゆえに、当時は必要と感じていなかった。それでも「プロの試合を見ていて一番、打たれづらいボールかなと思ったので」とプロ入り後を見据え、ドラフト後から習得へ力を注いだ。

 「1年目のオープン戦とかで試して、バッターの反応を見て、意外と使えるなと。それで使い始めてって感じです」と今では頼れる武器となっている。「もともと手がそんなに大きくなくて、深く握るとコントロールできなかったので、浅くで思い切り腕を振ってみたら意外と落ちた」と器用さを発揮した。プロ入りがスタートライン―。その意識の高さが、若き右腕の成長を後押ししている。

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