コンサドーレ
2024/10/05 21:35

《G大阪戦後》決して守備的に戦ったという意図は我々の中にはない

 

■J1第33節 G大阪2-1札幌(10月5日、大阪・パナソニックスタジアム吹田)

―試合を振り返って
 何を言って良いのか、なかなか言葉に詰まるが、リードしていた展開の中で、94分、98分に失点して敗れるというこの結果は、やはり大きなショックであり、どういったコメントをして良いのか言葉に詰まる状況である。

 (近藤)友喜も非常によく走り、戦ってくれたが、足がつったことによって交代を余儀なくされたし、白井に関しては今日、スタメンで出場して良い活躍をしてくれたと思うが、やはり90分を通して試合をやりきるには、まだまだコンディションが足りない部分もあるだろう。

 そういう中で、途中で相手に質の高い選手が入ってきた中で、最後は宇佐美選手の逆転ゴールで我々が敗れてしまった。質の差を見せつけられた試合だった。選手たちは非常によく走り、戦い、最後のところでもしっかりと守り切って勝利をもぎ取ろうという姿勢を見せてくれたと思うが、最終的なところで質の差というのが出てしまったゲームだと思う。

 ただ、我々も押し込まれながらも、カウンターで得点を奪えるシーンというのが何度かあったと思う。そういったところをしっかりと仕留められる質があれば、我々が勝利していたゲームだと思う。今日のゲームというのはそういった部分の差が出たゲームだったと思う。ただ、選手たちはとにかくよく戦ってくれたと思うし、決して彼らを批判することはできないだろう。

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―後半32分の2枚替えから守備的になったように見えたが戦術を変更したのか
 G大阪は非常に質の高いチームだが、もちろん0-1でリードされている展開であれば、より圧力をかけて攻撃的に来ると思う。ただしっかりと試合を見られていたジャーナリストであるならば、あの状況の中で(札幌の)前線にはクラシックな2トップの選手がいたのを見たと思う。

 あの時間帯、菅も非常に疲弊していたし、友喜も足をつって走れない状況になったし、白井も足をつって交代せざるを得ない状況の中で、中村を左のワイドに持ってきて、配置をうまく替えながら、その時間帯はなんとか盛り返そうと我々も戦ったわけだが、そういった状況の中で、ケガをしている浅野や宮澤、あるいはチェック(スパチョーク)、(鈴木)武蔵は契約が絡んでいるが、そういった選手たちが途中で入ってくる状況がつくれれば、もちろん試合の終盤の展開は変わっていたかもしれない。

 我々はあの時間帯の中でも、2点目を取るために前に2枚のFWの選手を入れた。決して守備的に戦ったという意図は我々の中にはない。

 カウンターで青木がシュートを撃てるようなシーンがあったが、ああいったところでもう少しエネルギー、パワーが残っていれば、シュートをしっかりと決めて2点目が取れたと思うし、それ以外のシーンでも、我々がボールを奪って相手のゴールにカウンターで仕留めに行けるシーンというのもあったと思うが、最後のフィニッシュに行くところまでの質が出せなかったというのももちろんあるだろう。

 負けた試合というのは、「なぜ負けたのか?」というのを後付けで理由を探すと思うのだが、負けてしまえば、悪い結果が出れば、もちろん悪い評価を受けるのは我々だ。ただ、試合の中で勝敗を分けていく部分というのはもちろんあったわけだが、それはどちらにも勝つための要素はあったわけで、その中で最後のところの質を上げたチームが勝利した、そういった試合だった。

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