ファイターズ
2024/10/05 23:40

斎藤友貴哉 愛息の涙を力にプロ初セーブ 「支えがあっての今」 

九回2死二塁、楽天・伊藤裕を遊ゴロに打ち取り、ガッツポーズを見せる斎藤=撮影・桜田史宏

■パ・リーグ24回戦 日本ハム3-2楽天(10月5日、楽天モバイルパーク宮城)

3ー2の九回にマウンドへ 先頭に二塁打も無失点

 日本ハムの斎藤友貴哉投手(29)が5日、楽天戦の九回に5番手で登板。最少リードを守り抜き、プロ6年目で初セーブを記録した。  

 お立ち台では、試合を観戦した愛息へ向けて「やったぞ!」と絶叫。家族と同じ空間で喜びを分かち合った。

冷静な割り切りで後続をピシャリ

 うなりを上げる白球が捕手のミットを力強く叩いた。先頭の安田に二塁打を浴びながらも「打者に向かっていくだけ。『ボールになってもいいや』という思いで腕を振って、しっかり気持ちを込めて投げられたかな」と思考は冷静だった。

初のセーブシチュエーション 「すごく気持ち良かったです」

 最大の武器である直球は、最速159キロを計測。ピンチを招いてから、打者3人を力でねじ伏せ「気持ちいいですね。今までは何点差かあっての九回だった。セーブシチュエーションで行くのは初めてだったので、すごく気持ち良かったです」と、勝利の余韻にどっぷり浸った。

家族が初観戦 ファイターズでの1軍マウンド

 頑張るべき理由があった。ファイターズに移籍後、家族が観戦に訪れるのは、この試合が初めてだった。大切な日に記念のセーブを挙げ「きょうは息子も来てたんですよ。初めて1軍のファイターズの試合を見に来て、自分にとっても家族にとってもすごく良くかった」と満面の笑みを浮かべた。

忘れられないあの日 愛息を泣かせた日 

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