高校野球
2024/10/06 18:15

旭川実業が五回コールド勝利 公式戦初先発・馬場太智が4回1失点&2打点【秋季旭川支部】

旭実は公式戦初登板の馬場が4回被安打2、1失点と試合を作った=撮影・西川薫

■秋季全道高校野球旭川支部(10月6日、旭川スタルヒン)
▽Bブロック準決勝 旭川南1-13旭川実業 ※五回コールドゲーム

 今夏の北大会4強の旭川実業が旭川南を五回コールドで下し、5季連続の全道切符に王手をかけた。この秋から背番号9でベンチ入りした、公式戦初先発の馬場太智投手(2年)が、4回2安打1失点と好投した。新チームでは、馬場を含めて甲子園出場選手らOB2世5人がベンチ入り。センバツ甲子園には2度出場も、まだ成し遂げていない秋の全道タイトルを目指す。

コーナーを丁寧に突く投球で凡打の山

 181センチの長身右腕・馬場が力感のないフォームから凡打の山を築いた。奪三振は4と少ないが、コーナーを丁寧に突く投球で四球はわずか1個。3番手で公式戦初登板した1回戦に続いてのマウンドだったが「その時は準備もできて緊張もあまりなかった。きょうは先発というのもあって、少し緊張した。きょうは練習でできたことがあまりできなくて、球数も増えてリズムが悪くなってしまったが、粘り強く投げることができた」。失点は連打を浴びた三回の1点のみに抑えた。

投打の中心・田中が抜け総合力で勝負

 夏に投打の中心だった最速152キロの田中稜真投手(3年)が抜けたが、秋は総合力で勝負する。岡本大輔監督(51)は「個々の力を見ても、夏から比べれば高くはない。どうやって勝つかと言ったら、本当にみんなで力を合わせていくしかない。田中みたいなピッチャーがいるわけじゃないので、頑張って打って、それを何とか守る。ホームランをガンガン打てるバッターがいるわけでもない」。犠打や重盗などの小技を武器に勝ち上がってきた。

父と兄の背中追い旭実へ進学

関連記事一覧を見る

あわせて読みたい