清宮幸太郎 メジャーリーグのポストシーズンにワクワク 自身も打率3割締めでCSへ
■全体練習(10月6日、宮城・森林どりスタジアム泉)
レギュラーシーズンは残り1試合 打率は現在.299
大谷から刺激―。日本ハムの清宮幸太郎内野手(25)が森林どりスタジアム泉で行われた全体練習に参加した。
この日、米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手(30)がパドレスとのナ・リーグ地区シリーズ開幕戦で本塁打を記録。一足先に行われているメジャーリーグのポストシーズンに「やっぱりいいですよ。楽しい」と目を輝かせた。シーズンは残り1試合。打率を3割に乗せ、スッキリした気持ちでCS(クライマックスシリーズ)へと向かっていく。
大谷のポストシーズン第1号から刺激
海の向こうから大きな刺激を受けている。大谷がポストシーズン初の本塁打を放ち、本拠地のドジャースタジアムが熱狂の渦に包まれた。画面越しではあるが、ポストシーズンならではの熱い戦いを感じ取ることができた。
12日からは日本でもCSが開幕する。「本当に負けられない戦いばっかなんで、楽しみにしてます」と、本場アメリカに負けない熱気を巻き起こすつもりだ。
出遅れや序盤の不振を挽回
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
そのためにも、まずはシーズンをいい形で締めくくることが目標だ。現在の打率は.299ということもあり、「とりあえず3割、頑張っていけるようにしたい」と意気込んだ。負傷での出遅れやシーズン序盤の不振が響き、2年ぶりの規定打席到達は現実的に不可能(現在327打席)となったが、打率3割は目前まで迫っている。
投高打低の野球界 「いい終わり方ができれば」
年々、投高打低が顕著になってきている日本のプロ野球。規定打席に到達している中で、現在3割以上を記録しているのはわずかに3人。セ・リーグはオースティン(DeNA)とサンタナ(ヤクルト)、パ・リーグは近藤(ソフトバンク)のみだ。
それだけに3割を打てるバッターは貴重な存在となる。清宮も「(現在の打率・299は)もちろん分かっています。いい終わり方ができれば一番いい」と力を込めた。
CSへ追い風を吹かす!
特に打撃面で大きな進化を見せた2024年シーズンも終わりに近づいている。
「いろいろあったなって感じです」と振り返りながら「あしたで一回、一区切りつくんで。しっかり出し切りたいなと思います」。杜の都で迎えるレギュラーシーズン最終戦。背番号21が快音を響かせる。