根本悠楓 フェニックスLで5回3失点 宝刀スライダーの復活に手応え
■みやざきフェニックス・リーグ 日本ハム5ー10ソフトバンク(10月8日、宮崎・アイビースタジアム)
リーグ2冠の山川に一発も粘りのピッチング
日本ハムの根本悠楓投手(21)が8日、みやざきフェニックス・リーグのソフトバンク戦に先発し、5回3安打3失点だった。
クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージに向けた調整で出場した山川に一発を浴びたが、1軍主力選手も名を連ねたタカ打線相手に粘りの投球を見せた。
変化球の精度に納得 ギータを空振り三振
得意球・スライダーの不調に悩んでいた道産子左腕に、笑顔が戻りつつある。この日は柳田を空振り三振に斬るなど、キレは抜群だった。
「打たれてもいいから、自分のやりたいことをやっていいと言われています。きょうはスライダーもチェンジアップ、カーブも変化球が良かった」と大きくうなずいた。
悔いが残る4年目シーズン 1軍登板は2試合のみ
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4年目を迎えた今季の1軍登板は、4月14日のオリックス戦と8月3日のソフトバンク戦の2試合のみ。ともに先発するチャンスに恵まれながら、早い回でKOを喫した。
チームは12日からCSファーストステージを控えるが、根本はフェニックス・リーグで自己課題と向き合うつもりだ。
目標とする道産子右腕から贈られたルイ・ヴィトン
目標の存在がいる。最多勝と最高勝率の2冠が確定している伊藤は、ドラフト同期で同じ北海道生まれ。ともに苫小牧の学校出身で、入団前から一緒に練習する仲だった。
2年目だった22年には、プロ初勝利と誕生日のお祝いを兼ねて、ルイ・ヴィトンのリュックを買ってもらった。2年たった今でも愛用している。
狙うは先発ローテーション入り! 南国の地で再スタート
伊藤の登板する試合はチェックしており、「すごいっす。ずっとけがをせず、4年間、投げ続けている」と尊敬のまなざしを向ける。
来季は先輩エースと並んで、先発ローテーション入りへ。宮崎の地で、鍛錬を積む秋を過ごす。