《SHINJOの信条》もうちょっと試したかったですけど…。でもいろんな作戦をして失敗も見られた
■パ・リーグ２５回戦 日本ハム０－２楽天（１０月８日、楽天モバイルパーク宮城）
―（試合後、自ら口を開き）
「１年間、ありがとうございました。皆さんに協力してもらって、僕も協力して（笑）。本当に今シーズンは大きなけががなかったからね。それはものすごく、デカいことで。トレーニングコーチとトレーナーがしっかり選手のケアをしてくれたので、感謝しかないですね」
―貯金「１５」でレギュラーシーズンを終えた
「貯金というよりも、このポジションまでたどり着けたので。今後の選手生活でも、ステップアップするスピードが上がっていくと思うので、そこがうれしいですね」
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―借金最大「３」から貯金「１５」まで上がってきた
「交流戦でズルズルいくかもしれない、というところで。ない頭を振り絞って、復活させようといろいろな方法でやって、それに選手が応えてくれた。あとは一緒に戦っているコーチの方たちが毎日のように朝早くから夜遅くまで選手のことだけを考えて、育ててくれて。それを僕が見極めて、さあグラウンドで思い切りプレーしてくださいと。これは格好つけているわけではなくて、素直にそう思います」
―先発の伊藤は７回２失点で降板
「いいピッチングをしましたよ。ボールは良かったし。（雨で）足場が悪い中、あれだけのピッチングをしてくれたらもう、十分でしょ。あそこですよ、ポイントは。万波くんのバントの後、（三回１死二、三塁で）水谷くん。あそこで、三塁ベンチ側のファウルはないですね。やっぱり犠牲フライを打ちにいかないと。なんのために送らせたんだという。犠牲フライを打つためには、センターから右方向に（意識が）いけば、バットの角度が良くなるので、ちょい詰まり気味でも持っていけるから。外野は定位置ちょっと前ぐらいでもホームは狙わない。サードを狙う。そうだ、辰己くん、おめでとうございます」
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―辰己は７６年ぶりに外野手の刺殺数プロ野球記録を更新
「ちょっと地味な記録ですけど。知らなかったです、そういう記録があることすら。俺、それに絡んでいないのかな。俺は？ そこはすぐ調べてよ。ボスはこれでしたと。そうしたら、うわーとなるのに。ピンとこない。内野もキャッチャーもあるんでしょ。ピッチャーフライもあるわけでしょ。際どいボールも後ろの打球も確実に捕った、という記録なので。その中で、けがをしていないことがすごい。それが一番です」
―順位が確定してから、さまざまなことを試した。いいイメージでＣＳ（クライマックスシリーズ）に臨めそうか
「もうちょっと試したかったですけど…。でもいろんな作戦をして失敗も見られたし。こういうプレッシャーが（かかったら）できないんだと。エンドランを出したら当たらない。バントだったら力む。そのへんは経験させてきたけど。大事な短期決戦で、こういう場面でも大丈夫なんだという選手はレギュラーを獲れますからね、今後」
―万波にもバントさせた
「あれは短期決戦というよりも、伊藤くんのためという意図が強いバント」
―清宮は打率３割ちょうどで交代
「代えました。規定打席に達していないから、別に意味はないんだけど」
―３割は自信になる
「やっぱり規定打席をクリアしての３割だと胸を張って打ったと。そういう選手、過去にいっぱいいるじゃないですか。たぶん、本人が喜んで、やったと手を叩いていたので（笑）」
―浅間は３安打。乗ってきた
「乗ると思います。あれ（三回の左前打）はバスターだったんですけど。まあ、バントを一発で決めないといけなかった。サードがあれだけ前に来ていたから。左バッターはあそこ（三遊間）に打つ、右バッターは引っ張り込む。それを見せていたら、そんなに前に出て来られない。その時にバントができる。スコアラーさんが見ている時に、いいところを見せてくれましたね」
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―２日間の練習はどうするのか
「１０日、紅白戦ですよ。ファンを入れて。確か３万…１２００人くらい来ると聞いたんですけど（笑）」
―（球団スタッフがシート打撃に変更になったと訂正）
「紅白戦と言っていたのに、おかしいな。まあ、一緒ですけどね。３万１０００人、紅白戦なら。でもシートバッティングだったら、たぶん４００人くらい（笑）」
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