ファイターズ
水野達稀 一振りで不安払拭「もう大丈夫です」 5日の楽天戦で途中交代
■パ・リーグ25回戦 日本ハム0-2楽天(10月8日、楽天モバイルパーク宮城)
三回の第1打席で鮮やかなセンター前
日本ハムの水野達稀内野手(24)が8日、楽天戦に「9番・遊撃」で先発出場。第1打席で中前打を放つなど、攻守で軽快な動きを披露した。5日の同戦で体調不良により途中交代していたが、勝負のCS(クライマックスシリーズ)を前に全快をアピールした
不安を払拭する一振りだった。先頭で迎えた三回。コンパクトなスイングで、滝中の143キロ直球をはじき返した。お手本通りのセンター返しに「もう(体調は)大丈夫です」と納得の表情だ。
CS出場を見据えた積極的休養
寒暖差の大きな季節の変わり目。体調に細心の注意を払いながらも、少しのアクシデントに見舞われた。「出ろと言われたら出られる状態だった」と振り返る5日の試合で、咳(せき)の症状を訴え、二回の攻撃終了時にベンチへ退いていた。
一足早く宿舎へ戻り「変わったことはせず、ずっと部屋にいました」。大事を取っての積極的休養は、迫る短期決戦へ向けての選択だった。