【一問一答】伊藤大海 15勝目逃すも貫禄投球 「消化試合というつもりは一切なかった」
■パ・リーグ25回戦 日本ハム0-2楽天(10月8日、楽天モバイルパーク宮城)
日本ハムの伊藤大海投手(27)が8日、楽天モバイルパークで行われたレギュラーシーズンラストの楽天戦に先発し、7回2失点にまとめた。打線の援護に恵まれず、単独最多勝となる15勝目こそ逃したが、初めて臨むクライマックスシリーズ(CS)に向け、視界は良好だ。登板後の一問一答は以下の通り。
―投球を振り返って
「あの回(2失点した四回)がもったいなかったな、というのはありますけど」
―新庄監督はいいピッチングだったと
「まあまあ…本当にあの回だけだったかな、という」
―CSを控えた中、レギュラーシーズン最後の登板
「消化試合というつもりは一切なかったので。最後、勝ち切りたいと。勝ち切れなかったのは素直に悔しい。CSに向けていい経験ができたと思うので、またしっかりと気を引き締めて準備していきたいなと思います」
―勝ち切りたいのは、単独の15勝も懸かっていたからか
「いや、チームとして勝って始まって勝って終わりたかったという。そういう登板が巡ってきたので。そこに対しての気合は入ってたので、チームとしてはすごくもったいない負け方をしたんじゃないかな、とは思います」
―最多勝と最高勝率のタイトルを獲得
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「そこは本当にチームが勝っているか、どうかだと思うので。僕自身で何かしたという感覚もないですし。納得できる数字でフィニッシュしたわけではないので。そこは本当にチームに感謝して受け取りたいタイトルかなとは思います」
―CSに向けて、つぶしたい課題はあるか
「いつでもどこでも投げる気持ちで準備していこうと思います」
―それは先発に限らず、という意味合いか
「そうですね。監督が行かせたいところで行ければ、僕自身としてはやりがいがあるので。本当にどこでも投げたいなと思います」
―きょうのマウンドでCSを意識して試したことは
「ないですね。きょうの試合を勝つことだけ考えていました」
―納得していない部分は具体的に
「防御率もそうですし、まだまだチームが勝つチャンスを与える投球というのを多くできたと思うので。(4戦4勝で2完封3完投の)9月のようなピッチングをずっとしたかったな、というのがあるので。また自分自身、レギュラーシーズンの課題として来年に持ち越しなので、次はまずCSをしっかり戦えたら、というところです」
―チームの勝ち頭としてCSに臨む。自覚、意識は
「そこは変わらない。シーズン同様、投げた試合は勝つという気持ちを持って。一人一人がそういうところを目指してやってきたと思うので。勝ち頭とか、そういうものは関係なく、一戦一戦、CSはCSの戦い方があると思うんで、そこはしっかり戦っていきたいなと思います」