コンサドーレ
札幌のMF宮澤裕樹が全体練習に復帰 逆転残留へ「自分たちが100%でやるしかない」
■10月9日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
5日のアウェーG大阪戦(1●2)後、3日間のオフを設けた北海道コンサドーレ札幌はトレーニングを再開。パスをつないでの連係練習などで調整を行った。この日からMF浅野雄也(27)、MFスパチョークが全体練習に部分合流。また今月3日に部分合流していたDF髙尾瑠(27)はフルメニューを消化した。そしてこの日はMF宮澤裕樹(35)も全体練習に参加し最後までプレー。札幌の精神的支柱が、今季ラスト5試合に向けて復活を期する。
当面は対人練習など回避
宮澤は9月21日のアウェー町田戦(0△0)の前半終了間際、相手選手との接触で第5肋骨骨折および外傷性気胸を負ったが、肺の損傷箇所が癒えたこともあり、この日から全体練習に参加。当面は対人練習など接触を伴うトレーニングは回避する見込みだが、早期の完全合流を見据えている。
残り5戦 17位京都と勝ち点9差
6日には暫定17位だった湘南が勝利。代わって得失点差で京都が17位に転落したものの、その京都と札幌の勝ち点差は9。残り5試合で、いよいよ札幌は窮地に追い詰められた。宮澤も「自力で(残留圏内に)抜け出すことはできないので、難しい状況であることは間違いない」と、現状の厳しさを認めつつも「ただ0%ではない。勝つことによって可能性を残していけるので、自分たちが100%でやるしかない」と、気持ちを切り替えて一戦必勝態勢で最終盤の戦いに挑もうとしている。