【タイトル未定の日常】#32 新メンバー・多田萌加&山下彩耶に直撃【Wインタビュー後編】
北海道発のアイドルグループ・タイトル未定に、多田萌加と山下彩耶が加入することが発表された。道新スポーツデジタルでは、新メンバー2人のWインタビューを2回に分けて掲載する。後編ではお互いの印象やこれまでに印象に残ったライブなどを聞いた。
―お互いの印象は
多田「ギャル(笑)。めっちゃギャルだと思っていた」
山下「全然言われたことないんですけど(笑)」
ギャル? 手足長くてスタイル良し
多田「めっちゃスタイルが良くて、年下だけどめっちゃ大人っぽいし『怖い子かも』って思っていたら全然そんなことなくて、めっちゃ話しやすかった。初めてご飯に行ったときに話して、すごくいろいろ経験してきたんだろうなと思いました。東京とか20代前半でなかなかできることのない経験をいろいろしてきた子なんだなと。『ブランクが』みたいな話をするんですけど、できるんです。手足も長いからしなやかですっごく上手。家に帰って、レッスン動画を確認するときに自分が踊れてないから、いつも彩耶ちゃんを見るぐらい、先生です」
礼儀正しさがすごくてお姉さん
山下「まず全然ギャルじゃないです(笑)。何かレッスンが始まってから、先生とか萌加ちゃんにギャルみたいって言われることが多いんです。萌加ちゃんはお姉さんというイメージです。自分としてきた仕事がまず違って、テレビのお仕事が多くて、私は撮影モデルのお仕事とかが多かったので、まず礼儀正しさがすごいです。落ち着いています。初めてご飯に行ったときも、ずっとゲラゲラ喋りました」
多田「初めてなのに、何でも喋ってたよね」
喋りやすすぎてご飯が進まず
山下「全然ご飯が進みませんでした。本当にすごく喋りやすいですし、萌加ちゃんと同期で入ることができて、すごく良かったなと思ってます。萌加ちゃんもアイドル時代から知っているので、まさか大人になって同じグループとして動くとは思っていなかったので、すごく嬉しいですし、多分自分のファンの方でも喜ぶ人は多いだろうなって感じです」
―レッスンも始まっているが、改めて感じることは
山下「まず、私は踊れてないんですよ。レッスン初日はめっちゃ調子良かったんです。まっさらな状態ですごく調子が良くて、動画を見ても『意外と行けるかも』って思っていたら、3日目とかボロボロでした。本当に振りが入ってこないと思っていたのに、萌加ちゃんがそうやって言うからプレッシャーです。その日に(振りが)入ってなくても、1日寝て、次の日に動画を見たら覚えるタイプなので、寝れば大丈夫だって話していたんですけど」
寝れば大丈夫? 大丈夫じゃない?
多田「最近は寝ても全然大丈夫じゃなくなっています」
山下「でも、萌加ちゃんも全然ブランク感じないです。私は歌の方ができないので、多分ここからボーンって置いていかれます」
脳みそパニック「何だっけ、この感覚?」
多田「いやいやいやいや。確かに何か違う脳みそ使っているよね。昔やっていたはずなのに、3、4年空いただけで全然覚えられなくなっていて。最初の頃は1日2曲やっていたんですけど、1曲完成して次の曲やり始めたら、1曲目を忘れてます。突発的に見たものを伝えるっていう瞬時に使う頭脳と、次の歌詞、振り何だっけ?っていう先読みしながら、前のことに集中する、みたいなどっちの脳も使うのが『何だっけ、この感覚?』みたいな。懐かしさと、やばいというパニックで」
山下「難しいですよね」
多田「よくできていたなと思う」
レッスン翌日は筋肉痛バキバキ
山下「レッスン1日目を終えた次の日は筋肉痛でバキバキでした。ストレッチもままならなかったです」
多田「想像以上にタイトル未定は踊っていたんだなってびっくりしました」
彩耶がレッスン前にいっぱい食べたものは?
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山下「体力付けないとって思いました。甘い物を取ろうと思って、レッスン前にチョコをいっぱい食べたら肌が荒れただけでした(笑)」
多田「全然頭には効かなかった(笑)」
優花ちゃんのすごいところは…
山下「メンバーの皆さんが鏡の前で踊っているレッスン動画を全部いただいて、皆さん完璧に追いつけない、自分にはできないと思えるぐらい、きれいなんですけど、特に踊り方が好きだなって思ったのは優花ちゃん(冨樫)です。すごいんですよ」
多田「体中の関節が『何でそんなにしなやかに?』って」
山下「踊ってるっていうより舞っている、みたいな感覚の方が近いのかなと思います。分かりやすいですし、変に癖もなく、そこにプラス優花ちゃんの色が出ています」
髪の毛も踊ってます
多田「めっちゃかっこいい。髪の毛も踊ってます」
山下「短いのに踊ってる。長いと揺れが激しいからいいって言いますけど、短くても舞っている」
多田「長い方がダンスに活きそうなイメージがあったけど、ショートカットですごいです」
山下「優花ちゃんもギャップですよね」
多田「どっちが本当の優花ちゃんか分からない、見れば見るほど」
スイッチの切り替えがすごく素敵
山下「どっちも本当じゃないですか? しっかりスイッチがあるんだろうな。それもすごく素敵だし、自分に足りていないところ。スイッチを入れているつもりなんですけど、うまく切り替えができなかったりって絶対あると思うんですけど、なさそうだなと思います。自分の中でスイッチがあるんだろうなって感じます」
―印象に残っているタイトル未定のライブは
1曲目からボロボロ泣きました
多田「最初のZepp Sapporoでの『汽笛』です。当時はアイドルを見ちゃうとやりたさと悔しさみたいなものが出てきちゃって、ずっと見られなかったので、久しぶりに見たライブでした。もう1曲目からボロボロ泣いてました。あの曲数でも全てが違う表現方法で、呼吸すらも引き込まれる感覚になって、それを見た瞬間から大好きになって、毎日音楽を聴くようになりました」
山下「『浸る大地』でも泣いてましたよね?」
多田「泣いちゃうから、ステージ立ったら泣いちゃうんじゃないかと思ってます」
山下「私も思っていて、久々に見る景色で泣いちゃいそう」
多田「私はいい曲だな~と思いながら泣いちゃいそう(笑)」
山下「これから自分たちの曲になるのに」
多田「『鼓動』やばいかも。泣く曲じゃない(笑)。今レッスンでリハビリ中です」
山下「結構泣くキャラですか?」
新加入の同期は泣き虫コンビ?
多田「めっちゃ泣く」
山下「一緒。泣き虫って言われます」
多田「私は喜怒哀楽、全部泣く。嬉しくても悲しくても怒っても泣く(笑)」
ライブを見て泣いたのは初めてだった
山下「それは違うかも。私がライブで印象に残っているのは『浸る大地』です。タイトル未定のライブをしっかり見たのはそこが初めてだったんですけど、感動しました。私はすごくアイドルが好きっていうのもなかったんです。元々ハロプロの℃-uteさんが好きでした。アイドルよりもアーティスト寄りなイメージがあって、℃-uteさんを追いかけていたんですけど、タイトル未定もアイドルだけどアーティスト寄りだと感じました。曲も幅広くて、可愛いと思ったら全然違うギャップのある曲が来たりとか、いろんな曲を持っていていいなと思ったのと、実は私もライブで泣いてました。ライブを見て泣くのは初めてだったと思います。会いたい人に会えたという嬉しさで泣いたことはあるんですけど、魅せられて泣くことはなかったと思います。それぐらい自分も感情が入っていたんだなって思って、素敵なグループさんだなと感じました。本当にすごく心を動かされました」
―最後にファンに向けて一言を
多田「多分発表を聞いて、おったまげているじゃないかなと思うんですけど」
山下「言葉古くないですか?(笑)」
ライブで後悔はさせません
多田「いろんな時代から私を知ってくれている方がいるし、それぞれの知ったタイミングでアイドル好きの方とそうじゃない方と、いろんな層がいると思います。どんな私でも今の自分が私なので、すごいチャレンジにはなると思うんですけど、ずっとやりたかったことなので、絶対にライブを見て後悔はさせませんという強い気持ちがあるし、まずステージに立てるっていう久しぶりの感覚がすっごい楽しみです。すでに大きいステージもタイトル未定は立ってますけど、さらにいろんな景色を一緒に見られたらいいなと思います」
皆さんの顔をステージから見られることが楽しみ
山下「私のファンの方々は喜んでくれると思っています。今でも『またアイドル姿が見たいです』と言ってくださる方がたくさんいらっしゃって、一番自分の望まれている形がそこだと思います。いろんな会場にいろんな方が足を運んでくださって、いろいろ大きい景色も見てきた方々なので、そこにまたタイトル未定と一緒に立てたら、すごく嬉しい気持ちになりますし、私はそこよりももっと大きいところに行きたいです。加入したからには絶対みんなで立ちたいと思ってますし、ステージに立てること、ファンの皆さんの顔をステージから見られることがすごく楽しみです。今回のお披露目は北海道ということですが、東京にも自分のファンの方はたくさんいるので、東京でもしっかり皆さんに届けられたらなと思います」
■プロフィール
多田 萌加(ただ・もえか)2000年4月18日生まれ、オホーツク出身。NHK「北海道道」や、HTB「イチオシ!!」(火曜、水曜)、「イチモニ!」、AIR-G'「LOVE CONSADOLE」などに出演中。
山下 彩耶(やました・さや)、2001年12月7日生まれ、妹背牛町出身。妹背牛町応援大使、滝川市ふるさと大使に就任するなど、地元で活躍の場を広げている。